豪中銀の政策金利は据え置きか!?
昨日のドル円は序盤、中国とオーストラリアが祝日で休場のなか、日経平均が100円超値を下げたことを受けて、リスク回避の円買いが優勢となり77.790円まで軟調に推移しました。欧州市場では、ユーロ各国の製造業PMIが軒並み市場予想を上回ったことでリスク回避の巻き戻しの動きとなり78.00円付近まで反発。NY市場に入ると、米ISM製造業景況指数が51.5と市場予想の49.9を上回り一時78.147円まで強含んだものの、ユーロ圏の先行き不透明感からNYダウが上昇幅を縮小した動きに伴い、前日比+0.032円となる77.999円まで値を崩して取引を終えました。
東京市場のユーロ円は序盤、中国とオーストラリアの休場で市場参加者が減少していたほか、手掛かりも乏しかったことから99円台後半での静かな取引になりました。欧州市場では、ユーロ圏やスペインの製造業PMIが市場予想を上回ったことが好感され100.70円付近まで値を戻しました。NY市場では、強い米経済指標を背景に101.027円まで上昇したものの、NYダウが上げ幅を削る動きになったことが意識され前日比+0.354円となる100.522円まで軟化して取引を終えました。
≪2012年10月1日クローズ時点≫
ドル・円 ：「ブル」売り12% 買い88%
ユーロ・円 ：「ブル」売り49% 買い51%
ユーロ・ドル ：「ベア」売り75% 買い25%
英ポンド・円 ：「ブル」売り35% 買い65%
豪ドル・円 ：「ブル」売り14% 買い86%
NZドル・円 ：「スクウェア」売り50% 買い50%
【今日の主な経済指標】
13:30 AUD 豪準備銀行（中央銀行）、政策金利発表
15:00 GBP ネーションワイド住宅価格[前月比] 9月
18:00 EUR 卸売物価指数（ＰＰＩ）[前月比] 8月
18:00 EUR 卸売物価指数（ＰＰＩ）[前年同月比] 8月
- 今日のトレードポイント -
中国とオーストラリアの休場で方向感を欠いたが、強い米経済指標を受けてリスク回避を巻き戻す動きとなりました。本日は、欧米で目立った経済指標は予定されていないものの、日本時間13時30分に豪準備銀行の政策金利の発表が控えています。大方の予想では3.50%の据え置きとしていますが、欧米の景気後退を背景に利下げに踏み切るとの思惑も出ていることから、下値リスクが高いかもしれません。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 77.00-78.50 ユーロ・円 99.00-101.50 ポンド・円 124.00-126.50
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