注目の日銀金融政策決定会合で金融緩和なるか!?
昨日のドル円は序盤、東京市場が祝日で取引参加者が減少していたことから、取引が薄く狭い値幅を限定的に上下しました。欧米市場に入っても、新規取引材料に乏しく方向感に欠く展開になっていたものの、18日-19日に開く日銀金融政策決定会合を控えて日中間の関係悪化を懸念した円売りが入ると78.925円まで急ピッチに上昇。引けにかけて、反動から円買いが散発的に入り小幅に値を崩したものの二日続伸となる78.711円(前日比+0.319円)で取引を終えました。
東京市場のユーロ円は、目立った取引材料のないなか、円買いが先行し102.60円付近まで軟化しました。欧米市場では、欧州株式の売り先行を受けて、上値の重さから軟調に推移ていたが、日銀金融政策決定会合を控えて思惑的な円売りが入り103.858円まで急騰。引けにかけて、スペインの国債利回りが6%台に上昇したことが重しとなり、リスク回避的な円買いユーロ売りから前日比+0.303円となる103.207 円まで反落して取引を終えました。
≪2012年9月17日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り18% 買い82%
ユーロ・円 :「ベア」売り59% 買い41%
ユーロ・ドル :「ベア」売り86% 買い14%
英ポンド・円 :「スクウェア」売り50% 買い50%
豪ドル・円 :「ブル」売り19% 買い81%
NZドル・円 :「ベア」売り54% 買い46%
【今日の主な経済指標】
17:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前月比] 8月
17:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 8月
17:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前月比] 8月
17:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前年同月比] 8月
18:00 EUR ZEW景況感調査 9月
18:00 DEM ZEW景況感調査(期待指数) 9月
19:00 ZAR 四半期 南アフリカ経済研究所(BER)消費者信頼感指
21:30 USD 四半期経常収支 4-6月期
22:00 USD 対米証券投資(短期債除く) 7月
23:00 USD NAHB住宅市場指数 9月
- 今日のトレードポイント -
中国での反日デモの影響を受けて、日中間の関係悪化が懸念されたことで思惑的な円売りが入り円は主要通貨に対し全面安になりました。また、本日から開催される日銀金融政策決定会合の動向が注目されており、米連邦準備制度理事会(FRB)が追加金融緩和を決定したことを背景に今後円高が進む恐れから日銀も同様に追加緩和を行うのではとの見方もあることから、突発的な動きには注意したいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 77.50-80.00 ユーロ・円 102.50-104.50 ポンド・円 126.50-129.00