資源国通貨とユーロが堅調!!
14日のドル円は、週末のギリシャ再選挙を控え様子見ムードとなり、手掛かりを欠き79円前半での小動きとなりました。欧州市場に入っても動意は見られなませんでしたが、NY勢参加後は米新規失業保険申請件数や5月消費者物価指数(CPI)が冴えない結果となり、一時79.161円までドルが売られる場面も見られました。引けにかけて米追加緩和観測や好調なダウにつられて下げ幅を縮小する場面もありましたが、結局前日比では0.104円安い79.362円で取引を終えました。
14日のユーロ円は週末のギリシャ再選挙を控え様子見ムードとなり、99円後半での小動きとなりました。欧州市場ではロンドンフィックスにかけて中国の追加利下げ観測から資源国通貨とユーロが強含むこととなりましたが、スペイン債の利回り上昇が懸念され、一時ユーロは売られる場面も見られました。米国市場では、各国中銀が、ギリシャ選挙後に必要に応じて協調的な流動性供給を行う準備を進めているとの報道などにより、欧州リスクが軽減され、ユーロはじりじりと上昇し前日比0.466円高い100.255円で取引を終えました。
≪2012年6月14日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り17% 買い83%
ユーロ・円 :「スクエア」売り50% 買い50%
ユーロ・ドル :「ベア」売り72% 買い28%
英ポンド・円 :「ブル」売り21% 買い79%
豪ドル・円 :「ブル」売り16% 買い84%
NZドル・円 :「ブル」売り40% 買い60%
【今日の主な経済指標】
11:00 SGD 四半期失業率(確定値) 1-3月期
17:30 GBP 貿易収支 4月
18:00 EUR 貿易収支 4月
21:30 CAD 製造業出荷[前月比] 4月
21:30 USD ニューヨーク連銀製造業景気指数 6月
22:00 USD 対米証券投資(短期債除く) 4月
22:15 USD 鉱工業生産[前月比] 5月
22:15 USD 設備稼働率 5月
22:55 USD ミシガン大学消費者態度指数・速報値 6月
- 今日のトレードポイント -
17日にギリシャ再選挙を控えていることや来週にはFOMCを控えていることもあり積極的な値動きになることは考えにくと思われます。本日は日銀が金融政策決定会合の結果を発表するため、日銀の白川総裁が金融緩和に対して積極的な発言をするのか注目したいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 78.50-80.50 ユーロ・円 99.00-101.50 ポンド・円 122.50-124.50