FXレポート

為替介入警戒感から神経質な展開か!?

昨日のドル円は序盤、仲値にかけてドル買いが強り76.40円付近まで強含んだものの、仲値を過ぎると短期筋の利益確定の売りのほか、本邦輸出企業の売りも加わり76.20円付近まで軟化しました。欧州市場に入ると、欧州株式やGlobexのNYダウ先物が大幅反発したことを受けて、リスク選好のドル売りが優勢になり76.414円まで反発。しかしNY市場では、シカゴ購買部協会景気指数や米消費者信頼感指数がともに市場予想を下回ったことを受けて、景気回復の鈍化懸念からドル売りが優勢になり76.160円まで下落し76.243円(前日比:-0.064)で取引を終えました。

ユーロ円は、東京市場でギリシャのパパデモス首相が「民間部門関与(PSI)をめぐる協議には大きな進展があった」として、今週末までの協議終結を目指すとの考えを示したことから、リスク選好ムードが高まり100.65円付近まで上昇しました。欧州市場では、リスク許容度が改善したことで欧州株式が軒並み高値で寄り付いたほか、独失業率と独失業者数がともに市場予想よりも強い結果となった
ことを受けて100.878円まで強含む展開となりました。しかし、NY市場では弱い米経済指標を受けて、NYダウが前日比マイナスに転落するなど、リスク回避の動きが強まるなか、ストップロスの売りをつけ一時99.540円まで下落し99.737円(前日比:-0.505)で取引を終えました。

≪2012年1月31日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り 5% 買い95%
ユーロ・円  :「ブル」売り38% 買い62%
ユーロ・ドル :「ベア」売り73% 買い27%
英ポンド・円 :「ブル」売り25%  買い75%
豪ドル・円  :「ブル」売り29% 買い71%
NZドル・円  :「ブル」売り53% 買い47%

【今日の主な経済指標】
16:00 GBP  ネーションワイド住宅価格[前月比] 1月
17:15 CHF  実質小売売上高[前年同月比] 12月
17:30 CHF  SVME購買部協会景気指数 1月
18:00 EUR  製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 1月
18:30 GBP  製造業購買担当者景気指数(PMI) 1月
19:00 EUR  消費者物価指数(HICP、速報値)[前年同月比] 1月
21:00 USD  MBA住宅ローン申請指数[前週比]
22:15 USD  ADP雇用統計[前月比] 1月
00:00 USD  建設支出[前月比] 12月
00:00 USD  ISM製造業景況指数 1月

- 今日のトレードポイント -

前日のドル円は76円台前半で軟調な展開になっています。下値では、為替介入の警戒感が強く76.10円付近にあるレジスタンスラインを下抜けるかがポイントになりそうです。ただ、先週末から急ピッチな下落で、売り過ぎ感も出ており短期的に買い戻す展開も考えられそうです。また、本日の米
経済指標は、MBA住宅ローン申請指数、ADP雇用統計、建設支出、ISM製造業景況指数など注目度の高い指標発表が控えていることから、しっかりとしたリスク管理を心がけたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円   75.50-77.00  ユーロ・円 98.00-101.50  ポンド・円 119.00-122.00

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