クリスマスの振り替え休日で市場は閑散か!?
金曜日のドル円は、東京市場が祝日休場となり取引参加者が減少しているなか、積極的な取引が控えられたことから78円前半での小動きになりました。欧州市場でも、海外勢のクリスマス休暇入りを控えて方向感に欠ける動きとなり、安値圏を横ばい推移しました。NY市場では、ロンドンフィックスにかけてドル買いが強まり78.15円付近まで強含んだものの、市場参加者が少なかったこともあり上値を追う展開にもならず、買い一巡後にはポジション調整目的の売りが入り78.093円(前日比:-0.071)まで小幅に値を崩し取引を終えました。
ユーロ円は、東京市場の休場で手掛かり材料が乏しかったものの、アジア主要株式指数の堅調推移を受けて、リスク選好姿勢からユーロ買いが入り102.10円付近を底堅く推移しました。欧州市場に入ると、欧州株式やGlobexのNYダウ先物が上げ幅を拡大したことから、ユーロ円は一時102.207円まで上昇。NY市場に入ると、独株式が前日比でプラス圏からマイナス圏に転落したほか、米格付け会社S&Pが「欧州中央銀行(ECB)による資金供給にもかかわらず、域内銀行は依然として格下げの危機に見舞われている」との報道が伝わったことも重しとなり、101.731円まで下落し101.884円(前日比:-0.137)で取引を終えました。
≪2011年12月23日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」売り32% 買い68%
ユーロ・円 :「ブル」売り18% 買い82%
ユーロ・ドル :「ブル」売り18% 買い82%
英ポンド・円 :「ブル」売り35% 買い65%
豪ドル・円 :「ブル」売り20% 買い80%
NZドル・円 :「ブル」売り19% 買い81%
【今日の主な経済指標】
主な経済指標の発表なし
今日のトレードポイント
本日はクリスマス休暇の振り替え休日で、海外市場が休場しているほか主要な経済指標の発表もないことから、動意に欠ける展開になりそうです。また、堅調な米経済指標を背景に米景気の回復期待も高まっていることから、仮に欧州債務危機に関する悪材料が出たとしても下げ幅は限定的になるかもしれません。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 77.00-78.50 ユーロ・円 102.00-105.00 ポンド・円 120.00-123.00