FXレポート

欧州問題の後退を背景に短期的なリスクオン相場到来か!?

昨日のドル円は、東京市場で一部報道機関が「国際通貨基金(IMF)がイタリアに対して6,000億ユーロの金融支援を検討」と報じられると、欧州の債務危機の懸念が和らぎリスク選好の動きから77.75円付近まで上昇しました。欧州市場に入ると、ユーロ圏の高債務国の国債利回りの上昇が一服したほか、GlobexのNYダウ先物の上昇を背景にドル円は77.70円付近を堅調に推移。NY市場に入ると、今週から始まった米クリスマス商戦の好調な滑り出しを受けて、NYダウが上昇したことから、リスク回避の巻き戻しによる円売りが強まり一時78.233円まで上昇し77.983円(前日比:+0.248)で取引を終えました。

ユーロ円は序盤、伊地元紙が「国際通貨基金(IMF)がイタリアへ6,000億ユーロの支援を準備している模様」との報道が好感されたものの、米格付け会社ムーディーズが「ユーロ圏のソブリン危機の深刻さが増大している」との見解を示したことから売買が交錯し103.30円付近を小動き。欧州市場に入ると、イタリア短期国債利回りが低下したことを受けて、欧州株式が上昇するなど、投資家のリスク志向の改善からユーロ買いが強まり104.10円付近まで上昇しました。NY市場では、欧州連合(EU)首脳会議を来週に控え、債務問題に関して前進するのではとの期待感にくわえ、好調なクリスマス商戦を背景にNYダウが前日比で一時300ドル越えをつけるなど、リスク選好姿勢の高まりからユーロ買いが優勢となり104.505円の高値をつけました。しかし引けにかけて、NYダウが上げ幅を縮小する動きに伴って、ユーロ円も前日比+0.875円となる103.808円まで値を崩し取引を終えました。


≪2011年11月28日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」売り49% 買い51%
ユーロ・円  :「ブル」売り42% 買い58%
ユーロ・ドル :「ベア」売り54% 買い46%
英ポンド・円 :「ブル」売り33%  買い67%
豪ドル・円  :「ブル」売り19% 買い81%
NZドル・円  :「ブル」売り23% 買い77%

【今日の主な経済指標】
15:00 ZAR  マネーサプライM3[前年同月比] 10月
16:00 GBP  ネーションワイド住宅価格[前月比] 11月
18:30 GBP  消費者信用残高 10月
18:30 GBP  マネーサプライM4[前月比] 10月
18:30 GBP  マネーサプライM4[前年同月比] 10月
18:30 ZAR  四半期国内総生産(GDP)[前期比年率] 7-9月期
18:30 ZAR  四半期国内総生産(GDP)[前年同期比] 7-9月期
19:00 EUR  消費者信頼感(確定値) 11月
22:30 CAD  四半期経常収支 7-9月期
23:00 USD  ケース・シラー米住宅価格指数 9月
23:00 USD  ケース・シラー米住宅価格指数[前年同月比] 9月
00:00 USD  消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 11月
00:00 USD  住宅価格指数[前月比] 9月
00:00 USD  四半期住宅価格指数[前期比] 7-9月期
06:45 NZD  住宅建設許可件数[前月比] 10月


                          今日のトレードポイント

欧州高債務国の国債利回りがやや落ち着いたことで、短期的にリスク回避の動きが後退し、リスク選好の動きとなっています。また、NYダウの大幅上昇を背景に、市場はリスクオンとなっているものの、本日は大幅上昇の反動で利益確定の売りが散発的に入る可能性も低くないことから、積極的に買い進むには注意しておきたいでしょう。

[今日の予想レンジ]
ドル・円   77.50-79.00  ユーロ・円 102.50-104.50  ポンド・円 119.50-122.00

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