FXレポート

「先行き強気の三角保ち合い」形成か!?

ドル円は米新規失業保険申請件数が予想を上回る結果であったものの、継続受給者数が減少したことで、米雇用情勢の悪化ペース緩和への期待感が強まり、円売り・ドル買いが進んだ。更に、米国株が堅調に推移すると上げ幅を拡大し、一時95.921円まで上昇した。なお、米債入札の好結果から米10年債利回りの急落を背景としたドル売りが見られたものの、株高や雇用情勢に対する先行き期待感が底支えとなり、終値は95.602円となった。

ユーロ円も、株安連鎖懸念の後退によるリスク選好の流れや、良好な結果となった独7月の雇用統計の結果が後押しする形で、134.964円ばまで上昇。その後も底堅い動きが続き、134.477円で引けた。

国際通貨基金(IMF)は、ユーロはファンダメンタルズに比べて高値にあるとの見方を示したものの、懸念されていた株安連鎖が断ち切られ、また、欧州株は好調な企業決算を背景に続伸していることから、ユーロ買いに対しての安堵感はそれほど後退していない模様だ。本日の欧州消費者物価指数がユーロ買いを後押しする展開となるか注目したい。

ドル円では米第2四半期GDPに注目が集まっている。ここ数ヶ月は米経済の縮小ペースが著しく鈍化しており、雇用喪失も依然高水準ではあるものの、年初のようなペースでは推移しないのではないかと見てとれる。一方、テクニカルでもエネルギー蓄積中の三角持合が「先行き強気の三角保ち合い」となる気配も感じられる。保ち合いの頂点から均衡が崩れ、溜まったエネルギーが上に向かえば、直近高値の96.70円付近まで上昇する可能性は十分ありえる。

[予想レンジ]
ドル・円    94.80~97.00円

ユーロ・円 133.40~135.60円

ポンド・円 154.30~157.00円

【今日の主な経済指標】
08:30   日)全国消費者物価指数

18:00     欧)消費者物価指数

21:30      加)GDP

21:30   米)第2四半期GDP【速報値】


 さて、マーケット参加者のポジションは......

 ≪2009年7月30日クローズ時点≫
 ドル・円 :  ブル
 ユーロ・円 : ブル
 ユーロ・ドル :ブル
 英ポンド・円 :ベア
 豪ドル・円 : ベア
 NZドル・円 :  ブル
 ※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。

 ドル・円は「ブル」
 ドル円は、米失業保険継続受給者数が市場予想平均よりも強く米国株も堅調なことから上昇。
 市場参加者のポジションは本日発表のGDPを意識して、はっきりしたスタンスは見られなかった。
     
  ユーロ・円は「ブル」
 昨日は原油先物相場の大幅高や米国株の上げ幅拡大を背景にしたユーロに買いが集まった。しかし、
 「ユーロはファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)よりも幾分強い」との見方が示されたこともあり、
 7月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)と6月ユーロ圏失業率の発表が、予想を下回るようなことが
 あれば売り込まれる可能性が高く注意が必要だ。

 ポンド・円は「ベア」
 前日のブルから一転ベア。
 ポンド円は、英国7月のネーションワイド住宅価格が+1.3%(予想+0.2%)と上振れしたことや、
 スイス中銀による介入警戒感が強まっていることも要因に158.144円まで上昇した。この急騰に
 利益確定や、オシレーター系の逆張りからのショートの注文が多く見られた。
 
 

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