ドル円、クロス円反発局面継続中も、材料不足で上値は重い
週明け20日のマーケットは、材料不足のなか、ドル円、クロス円は上昇局面を試す展開となった。
東京市場は祭日であったために様子見ムードが強く、ドル円は94円台ミッドでのレンジ相場となった。NY時間に入り序盤は、米6月景気先行指数が予想を上回ったことで、94.621円まで小幅の上昇となったが、94円台後半を試すには材料不足であったようだ。その後、対欧州通貨でのドル売り、米長期金利低下に伴い、上値は重く94.240円で取引を終えた。
ユーロドルはロンドン時間が始まると膠着していた相場が一転、米CITグループ救済融資の市場心理緩和を受け、ドル売り優勢の展開となり、一時1.42361ドルまで上昇、7月1日に付けた直近高値1.4200ドルをブレイク、さらに、1.42台をキープして終われたことがキーとなり、年初来高値となる1.43378ドル超えも射程範囲となった。ドル売り・円売りに伴い、ユーロ円も一時は134.749円をつけ、134.153円で引けた。
ポンド円は英中銀が金融機関貸出動向調査を発表し、住宅ローン融資額は増加、この先数ヵ月間、この傾向は続き住宅市場が安定方向に向かうとしている。さらに英株高に加え、国内住宅価格回復を示すデータ発表を受けたとともに、ポンド円も一時156.499円をつけたが156円をキープできず結局155.946円で引けた。
[予想レンジ]
ドル・円 91.70~95.70
ユーロ・円 131.90~135.90
ポンド・円 152.50~157.50
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 日銀・金融政策決定会合議事要旨
10:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
22:00 CAD カナダ銀行 政策金利
23:00 JPY バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言
さて、マーケット参加者のポジションは......
≪2009年7月20日クローズ時点≫
ドル・円 : ブル
ユーロ・円 : ブル
ユーロ・ドル :ベア
英ポンド・円 :ブル
豪ドル・円 : ブル
NZドル・円 : ブル
※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。
ドル・円は「ブル」
91円が死守されたことで、押し目買いが継続中。ただし、買い圧力は強くなく、
打診的なレベルにどまっている模様。
一方で、米国のファンダメンタルズに対する不信感は根強く、95円台が意識されてくると、ロングポジションも
剥げ落ちてくる展開も想定しておく必要も。
ユーロ・円は「ブル」
ドルや円に比べて、金利では優位にあるユーロ。127円台からの反発局面による、ブルが継続中となっている。
目先、135円台をクリアできると上昇にも弾みが付きそうだ。ただし、ファンダメンタルズの出遅れ感は強く、
利益確定売りをこなせなく、一転反落のリスクもある。
ポンド・円は「ブル」
ユーロ・円と比較すると、住宅市場にポジティブな発表が見られるなど、個別の材料が下値を支えており
買いやすい条件ではあるようだが、依然としてアメリカを中心とする世界経済の先行きが不透明なことから
反落の警戒感に注意が必要だ。
東京市場は祭日であったために様子見ムードが強く、ドル円は94円台ミッドでのレンジ相場となった。NY時間に入り序盤は、米6月景気先行指数が予想を上回ったことで、94.621円まで小幅の上昇となったが、94円台後半を試すには材料不足であったようだ。その後、対欧州通貨でのドル売り、米長期金利低下に伴い、上値は重く94.240円で取引を終えた。
ユーロドルはロンドン時間が始まると膠着していた相場が一転、米CITグループ救済融資の市場心理緩和を受け、ドル売り優勢の展開となり、一時1.42361ドルまで上昇、7月1日に付けた直近高値1.4200ドルをブレイク、さらに、1.42台をキープして終われたことがキーとなり、年初来高値となる1.43378ドル超えも射程範囲となった。ドル売り・円売りに伴い、ユーロ円も一時は134.749円をつけ、134.153円で引けた。
ポンド円は英中銀が金融機関貸出動向調査を発表し、住宅ローン融資額は増加、この先数ヵ月間、この傾向は続き住宅市場が安定方向に向かうとしている。さらに英株高に加え、国内住宅価格回復を示すデータ発表を受けたとともに、ポンド円も一時156.499円をつけたが156円をキープできず結局155.946円で引けた。
[予想レンジ]
ドル・円 91.70~95.70
ユーロ・円 131.90~135.90
ポンド・円 152.50~157.50
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 日銀・金融政策決定会合議事要旨
10:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
22:00 CAD カナダ銀行 政策金利
23:00 JPY バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言
さて、マーケット参加者のポジションは......
≪2009年7月20日クローズ時点≫
ドル・円 : ブル
ユーロ・円 : ブル
ユーロ・ドル :ベア
英ポンド・円 :ブル
豪ドル・円 : ブル
NZドル・円 : ブル
※ブルは「買い」、ベアは「売り」、スクウェアは「拮抗」になります。
ドル・円は「ブル」
91円が死守されたことで、押し目買いが継続中。ただし、買い圧力は強くなく、
打診的なレベルにどまっている模様。
一方で、米国のファンダメンタルズに対する不信感は根強く、95円台が意識されてくると、ロングポジションも
剥げ落ちてくる展開も想定しておく必要も。
ユーロ・円は「ブル」
ドルや円に比べて、金利では優位にあるユーロ。127円台からの反発局面による、ブルが継続中となっている。
目先、135円台をクリアできると上昇にも弾みが付きそうだ。ただし、ファンダメンタルズの出遅れ感は強く、
利益確定売りをこなせなく、一転反落のリスクもある。
ポンド・円は「ブル」
ユーロ・円と比較すると、住宅市場にポジティブな発表が見られるなど、個別の材料が下値を支えており
買いやすい条件ではあるようだが、依然としてアメリカを中心とする世界経済の先行きが不透明なことから
反落の警戒感に注意が必要だ。