ドル円は続伸!
昨日のドル円は、東京市場において仲値に向けた実需筋のドル買いが観測されたほか、市場では「米系短期筋から買いが持ち込まれた」との声が聞かれじりじりと上昇し112.91円近辺まで強含みました。欧米市場では、ユーロ・ドルを中心にドル高が進んだ流れに沿い、ドル円は日通し高値となる113.05円付近まで上値を伸ばすも、米10年債利回りの上昇一服やポンド円などクロス円が下落すると、ドル円は112円台後半での推移となりました。9月米ISM製造業景気指数や8月米建設支出が市場予想よりも強い内容になると、112.90円台まで回復する場面も見られましたが、取引終盤以降に入り米長期金利が再び低下すると112.50円近辺まで反落し取引を終えました。
≪2017年10月2日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り44% 買い56%
ユーロ・円 :「ベア」 売り73% 買い27%
英ポンド・円 :「ブル」 売り41% 買い59%
豪ドル・円 :「ブル」 売り27% 買い73%
NZドル・円 :「ブル」 売り36% 買い64%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り54% 買い46%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY マネタリーベース[前年同月比] 9月
09:30 AUD 住宅建設許可件数 [前月比] 8月
12:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表グラフのマーク
14:00 JPY 消費者態度指数・一般世帯 9月
17:30 GBP 建設業購買担当者景気指数(PMI) 9月
18:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前月比] 8月
18:00 EUR 卸売物価指数(PPI)[前年同月比] 8月
- 今日のトレードポイント -
降り込み済みではあったものの先のFOMCでバランスシートの縮小開始が決定され、年内に後一回という利上げ予想が維持されたことでドル買いの地合いが継続しております。2日には米ダラス地区連銀のカプラン総裁が、2017年および18年にリセッションに陥ることはないとしたほか、労働市場にはそれほどおおきな緩みは存在していないとの見解を示したことで、本日のドル円は底堅い推移が予想されます。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 112.00-113.50
ユーロ・円 131.00-133.50
ポンド・円 148.00-152.00