ドル買の流れが堅調
先週金曜日のドル円は、本邦企業からの上半期末の円売り需要が仲値近辺まで見受けられ、112.67円近辺まで上昇するも、午後に入っても半期末や週末、来週の中国・国慶節連休を控えて、伸び悩みました。欧米市場では、米8月個人消費支出は市場予想を下回る結果となり、ドル売りが優勢となり米10年債利回りも低下し、ドル円は112.22円近辺まで下落。「トランプ米大統領は米連邦準備理事会(FRB)議長のポストについてケビン・ウォルシュ氏と会談」との報道が伝わると円売り・ドル買いから一時112.73円近辺まで戻しました。その後は、新たな材料もなく週末のポジション調整から112.49で取引を終えました。
≪2017年09月29日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り43% 買い57%
ユーロ・円 :「ベア」 売り73% 買い27%
英ポンド・円 :「スクエア」 売り50% 買い50%
豪ドル・円 :「ブル」 売り26% 買い74%
NZドル・円 :「ブル」 売り33% 買い67%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り62% 買い38%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断 7-9月期
08:50 JPY 日銀短観・四半期大企業製造業先行き 7-9月期
08:50 JPY 日銀短観・四半期大企業全産業設備投資[前年度比] 7-9月期
16:15 CHF 実質小売売上高[前年同月比] 8月
16:30 CHF SVME購買部協会景気指数 9月
16:50 FRF 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 9月
16:55 DEM 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 9月
17:00 EUR 製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 9月
17:30 GBP 製造業購買担当者景気指数(PMI) 9月
18:00 EUR 失業率 8月
23:00 USD ISM製造業景況指数 9月
23:00 USD 建設支出[前月比] 8月
- 今日のトレードポイント -
先週はドル買いの流れが続き、今週のドル円も底堅い動きが予想されます。今週は9月米雇用統計などの重要なイベントが控えているものの、弱い結果となった場合でも相場への影響は限定的と考えます。但し、非農業部門雇用者数はハリケーン被害の影響で変動が出ることも予想されることや、朝鮮半島の地政学リスクにも引き続き注視が必要です。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 112.00-113.00
ユーロ・円 132.00-133.50
ポンド・円 150.00-151.50