朝鮮半島リスク再燃
先週金曜日のドル円は、北朝鮮の外相が「太平洋での核(水爆)実験も考えている」と挑発的な発言をしたことで、ドル円はじりじりと円買いになり111.65円近辺まで円高が進行し日経平均株価も反落しました。午後に入ると北朝鮮関連の新たなニュースはなく日経平均株価が下げ幅を縮小したことで112円近辺まで値を戻しました。欧米市場では、メイ英首相の欧州連合(EU)離脱についての演説内容が伝わるとポンド売りが進み、ドル円は上値の重い動きとなり米10年債利回りの低下幅拡大に伴い111.85円近辺まで下落し、米10年債利回りの低下幅が縮小すると112円台に再び戻しました。その後は週末を控えて方向感がないまま111.98円で取引を終えました。
≪2017年09月22日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り42% 買い58%
ユーロ・円 :「ベア」 売り82% 買い18%
英ポンド・円 :「ベア」 売り60% 買い40%
豪ドル・円 :「ブル」 売り34% 買い66%
NZドル・円 :「ブル」 売り34% 買い66%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り71% 買い29%
【今日の主な経済指標】
14:00 JPY 景気先行指数(CI)・改定値 7月
14:00 JPY 景気一致指数(CI)・改定値 7月
14:00 SGD 消費者物価指数(CPI)[前年比] 8月
14:35 JPY 黒田東彦日銀総裁、発言
17:00 DEM IFO企業景況感指数 9月
22:00 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
- 今日のトレードポイント -
今週も、朝鮮半島を巡る地政学リスクへの警戒感にマーケットは左右されそうです。その他の材料を見ると、イエレンFRB議長や米地区連銀総裁の講演が予定されており年内利上げ観測に変化があるか発言には注視が必要です。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 112.00-112.90
ユーロ・円 133.00-134.80
ポンド・円 151.50-153.00