ドル買いは一服
昨日のドル円は、昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けてドル買いの流れを引継ぎ日経平均株価も上昇したことで堅調に推移しました。午後に入ると日銀の金融政策決定会合を通過し、黒田日銀総裁の会見を控えて狭いレンジで推移し日経平均株価が上げ幅を縮小するとドル円も上値が重い展開となりました。欧米市場では、米新規失業保険申請件数や9月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数は予想より強い内容となりましたが、米10年債利回りが低下したことや、マクマスター米大統領補佐官が「トランプ米大統領が21日に北朝鮮関連で発表予定」と述べ「発表は北朝鮮への制裁に関する内容」と伝わると円買いが強まり112.13円近辺まで下落しましたが、その後、米10年債利回りが上昇したことで112.50円近辺まで値を戻しました。
≪2017年09月21日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り42% 買い58%
ユーロ・円 :「ベア」 売り83% 買い13%
英ポンド・円 :「ベア」 売り66% 買い34%
豪ドル・円 :「ブル」 売り28% 買い72%
NZドル・円 :「ブル」 売り36% 買い64%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り67% 買い33%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分
15:45 FRF 国内総生産(GDP、確定値)[前期比] 4-6月期
16:00 FRF 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 9月
16:00 FRF サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 9月
16:30 DEM 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 9月
16:30 DEM サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 9月
17:00 EUR 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 9月
17:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 9月
17:00 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
21:30 CAD 消費者物価指数(CPI)[前月比] 8月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 8月
21:30 CAD 小売売上高[前月比] 7月
21:30 CAD 小売売上高(除自動車)[前月比] 7月
- 今日のトレードポイント -
トランプ大統領が北朝鮮に対する制裁措置の強化に関する発言に対して金委員長が史上最高の強硬対抗措置を検討すると発言したことで、地政学リスクの回避から円買いにより上値が抑えられることが予想されます。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 112.00-112.90
ユーロ・円 133.00-134.80
ポンド・円 151.50-153.00