ドル円は再び勢いづくのか
先週金曜日のドル円は動意に薄く、一進一退の展開になりました。取引参加者が少なく26日のジャクソンホールでのイエレン議長、ドラギ総裁のスピーチを様子見したい姿勢から、月曜から木曜まではほぼレンジ内での取引で終えました。またトランプ大統領が債務上限引き上げ問題について言及し、共和党幹部を名指しで批判するなどリスク要因が散見されましたが、ドル円は下がったところでは買い意欲がしっかりサポートし下値は限定的でした。金曜のジャクソンホールシンポジウムではイエレン議長が金融政策への言及を行わなかった事からドルは主要通貨に対して期待剥落で売られました。また後半にドラギ総裁の講演で景況感への前向きさが確認されると、ユーロドルは様子見姿勢が一転し上値メドの1.1940ドル付近を伺いました。ドル円は前日比では0.241円安い109.320円で取引を終えました。
≪2017年08月25日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り26% 買い74%
ユーロ・円 :「ベア」 売り77% 買い23%
英ポンド・円 :「ブル」 売り37% 買い63%
豪ドル・円 :「ブル」 売り25% 買い75%
NZドル・円 :「ブル」 売り28% 買い72%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り90% 買い10%
【今日の主な経済指標】
17:00 EUR マネーサプライM3[前年同月比] 7月
- 今日のトレードポイント -
ドル円は値動きが活発になりそうです。取引参加者が夏休みから戻り指標も多く予定されている事から、今後の相場を牽引する新たなトレンドが示現しそうな気配があります。また、トランプ大統領の債務上限引き上げ問題について具体的な言及が飛び出せば相場を動かす手がかりとなるため、注視していきたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 109.00-110.00
ユーロ・円 128.80-130.80
ポンド・円 139.80-141.00