リスク回避姿勢強まる
先週金曜日のドル円はリスク回避から一時108.60円付近まで下落。東京市場ではNY市場のドル売り円買いの流れを引き継ぐなか、日経平均が200円超下げとなりドル円は109.15円付近まで下落しました。欧州市場に入ってもスペインのバルセロナでのテロの影響からリスクオフの流れ継続。NY市場ではトランプ政権の先行き懸念から一時108.595円まで下押したものの、売りが一巡すると買い戻しが優勢となり109.599円まで反発し前日比では0.281円安い109.215円で取引を終えました。
≪2017年08月18日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り22% 買い78%
ユーロ・円 :「ベア」 売り62% 買い38%
英ポンド・円 :「ブル」 売り26% 買い74%
豪ドル・円 :「ブル」 売り22% 買い78%
NZドル・円 :「ブル」 売り28% 買い72%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り66% 買い34%
【今日の主な経済指標】
08:01 GBP ライトムーブ住宅価格[前月比] 8月
13:30 JPY 全産業活動指数[前月比] 6月
21:30 CAD 卸売売上高[前月比] 6月
- 今日のトレードポイント -
米朝の対立が懸念されるなか、スペインでのテロ事件は投資家のセンチメントを悪化させることに繋がり底が深くなったとみてます。また、本日からは米韓合同軍事演習が予定されていることから北朝鮮の反応次第では地政学リスクが高まりリスク回避色の強い相場展開になるかもしれません。その他にも、トランプ政権の政権運営に懐疑的な見方が強く、新規のプラス材料がみえないなか買い進むのは困難とみます。そのため、下攻めを意識して上昇局面では売り場を探しながら取引したいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 108.20-110.00
ユーロ・円 127.00-129.00
ポンド・円 139.00-141.80