本日の米消費者物価指数はターニングポイントになるか
昨日のドル円はリスク回避の円買いから109円前半まで下落。東京市場では仲値に向けて買いが入り110.178円まで上昇したものの、仲値後は売りに押される展開になりました。その後、欧州市場では北朝鮮の地政学リスクを背景に円が買われ109.60円付近まで下落しました。NY市場に入っても円買いが継続するなか、ダドリー米NY連銀総裁が中期的にインフレは2%に戻るとは思わないと発言したことをきっかけに下げ足を速め一時109.151円まで下落し前日比0.790円安い109.234円で取引を終えました。
≪2017年08月10日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り21% 買い79%
ユーロ・円 :「ベア」 売り68% 買い32%
英ポンド・円 :「ブル」 売り30% 買い70%
豪ドル・円 :「ブル」 売り21% 買い79%
NZドル・円 :「ブル」 売り28% 買い72%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り70% 買い30%
【今日の主な経済指標】
09:00 SGD 四半期国内総生産(GDP、確定値)[前期比年率] 4-6月期
15:00 DEM 消費者物価指数(CPI、改定値)[前月比] 7月
15:00 DEM 卸売物価指数(WPI)[前月比] 7月
15:45 FRF 消費者物価指数(CPI、改定値)[前月比] 7月
15:45 FRF 非農業部門雇用者・速報値[前期比] 4-6月期
17:30 HKD 四半期域内総生産(GDP)[前期比] 4-6月期
17:30 HKD 四半期域内総生産(GDP)[前年比] 4-6月期
21:30 USD 消費者物価指数(CPI)[前月比] 7月
21:30 USD 消費者物価指数(CPIコア指数)[前月比] 7月
21:30 USD 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 7月
- 今日のトレードポイント -
米朝の地政学リスクを背景に円買いが選好されています。本日は本邦の祝日で取引参加者の減少からボラタイルな相場展開になりそうです。また、米国の経済指標では消費者物価指数の発表が控えています。今年のマーケットのテーマである米利上げの判断に重要な影響を与える指標だけに結果を見極めたいです。利上げ期待を後押しできる結果になれば、現在の下降トレンドから反転攻勢になると想定されるためターニングポイントになるか注目です。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 109.00-110.00
ユーロ・円 128.00-129.30
ポンド・円 141.30-142.80