買い材料に乏しく円は巻き戻しに
火曜の為替相場は円が売られました。東京時間のドル円は昨日の流れを受け110.80円近辺まで下落しましたが前日から続いたリスクオフの流れを強める材料には乏しく、割安感からロンドン時間に入ると買い戻され111.90円近辺で引けました。ユーロ円はテクニカルの重要ポイントで反発し強い流れが戻り、129.30円から130.30円まで大幅な上昇。対照的にユーロドルは上値が重く、1.17ドル近辺に強い売りオーダーが確認されると押し戻される形で1.1650ドル付近で取引を終えました。
≪2017年07月25日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り38% 買い62%
ユーロ・円 :「ベア」 売り78% 買い22%
英ポンド・円 :「ベア」 売り55% 買い45%
豪ドル・円 :「ブル」 売り34% 買い66%
NZドル・円 :「ブル」 売り43% 買い57%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り81% 買い19%
【今日の主な経済指標】
07:45 NZD 貿易収支 6月
08:50 JPY 企業向けサービス価格指数[前年同月比] 6月
10:30 AUD 四半期消費者物価(CPI)[前期比] 4-6月期
10:30 AUD 四半期消費者物価(CPI)[前年同期比] 4-6月期
15:45 FRF 消費者信頼感指数 7月
17:30 GBP 四半期国内総生産(GDP、速報値)[前期比] 4-6月期
17:30 GBP 四半期国内総生産(GDP、速報値)[前年同期比] 4-6月期
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
23:00 USD 新築住宅販売件数[年率換算件数] 6月
23:00 USD 新築住宅販売件数[前月比] 6月
- 今日のトレードポイント -
本日の為替相場は引き続き円売りの流れが続くと見ています。テクニカルポイントで跳ね返された事でレンジ相場のドル円には上昇トレンドが現れ、再び114円付近を目指す展開が予想されます。今日発表される米新築住宅販売件数やFOMC声明文でなんらかのポジティブな材料が見受けられれば、一気にドル円は上昇する公算が高いでしょう。ただし、ドルインデックスについては依然としてドルを買う材料には乏しく、ユーロドルや豪ドルドルなどはドルが売られる傾向が継続すると考えています。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 111.50-113.00
ユーロ・円 129.30-131.50
ポンド・円 143.50-147.00