ロシアゲート疑惑をマーケットは消化できるか
本日の為替は小動きでした。ドル円は東京時間は日経平均の窓埋めに沿う形で小幅な上昇。しかしロンドン時間に入ると米政策の不透明感から一転下値を模索する展開に。結局テクニカル的要因から110.60円台で底値を確認し、111.20円に押し戻され取引を終えました。ユーロ円、ユーロドルは小幅反落。IMM の投機ポジションへの過熱感から調整的な売りが出ました。ユーロドルは1.1640ドル、ユーロ円は129.40円で取引を終えました。
≪2017年07月24日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り30% 買い70%
ユーロ・円 :「ベア」 売り64% 買い36%
英ポンド・円 :「ブル」 売り43% 買い57%
豪ドル・円 :「ブル」 売り30% 買い70%
NZドル・円 :「ブル」 売り40% 買い60%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り81% 買い19%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 日銀・金融政策決定会合議事要旨
15:00 DEM 輸入物価指数[前月比] 6月
15:00 DEM 輸入物価指数[前年同月比] 6月
15:45 FRF 企業景況感指数 7月
15:45 FRF 卸売物価指数(PPI)[前月比] 6月
17:00 DEM IFO企業景況感指数 7月
22:00 USD 住宅価格指数[前月比] 5月
22:00 USD ケース・シラー米住宅価格指数 5月
22:00 USD ケース・シラー米住宅価格指数[前年同月比] 5月
23:00 USD 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 7月
23:00 USD リッチモンド連銀製造業指数 7月
- 今日のトレードポイント -
本日は指標面では消費者信頼感指数を控えていますが、このところ夏枯れ相場に加えて金融政策の注目度は落ちているため指標の影響は限定的と見ています。市場の注目は米長期金利の推移と早ければ9月に予定されているトランプ政権の米財政政策の実行能力にシフトしています。目下トランプ政権は内紛とトランプ氏の親族のロシアゲート疑惑に関心が集まり、新材料が出れば円はリスクオフから下落、無難に消化できればリスクオフの反転円安が望めます。ユーロドルは新たな材料に乏しく、しばらくはドルインデックスの動きに沿うような形になりそうです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 110.50-112.00
ユーロ・円 128.30-130.30
ポンド・円 142.00-147.00