イエレンFRB議長の証言も方向感出ず
昨日のドル円は113.00円を挟んで行って来いの展開。東京市場では日経平均の上昇を受けて円売りが強まり113.527円まで強含んだものの、次第に日経平均が上値を削るなかドル円もつれて113円前半まで反落しました。その後、NY市場に入ると前日に続きイエレンFRB議長の議会証言があったものの内容に変化はなく方向感の出ないまま、前日比では0.118円高い113.252円で取引を終えました。
≪2017年07月13日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り42% 買い58%
ユーロ・円 :「ベア」 売り71% 買い29%
英ポンド・円 :「ベア」 売り55% 買い45%
豪ドル・円 :「ブル」 売り34% 買い66%
NZドル・円 :「ブル」 売り44% 買い56%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り72% 買い28%
【今日の主な経済指標】
09:00 SGD 四半期国内総生産(GDP、速報値)[前期比年率] 4-6月期
13:30 JPY 鉱工業生産・確報値[前月比] 5月
18:00 EUR 貿易収支 5月
21:30 USD 消費者物価指数(CPI)[前月比] 6月
21:30 USD 消費者物価指数(CPIコア指数)[前月比] 6月
21:30 USD 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 6月
21:30 USD 小売売上高[前月比] 6月
21:30 USD 小売売上高(除自動車)[前月比] 6月
22:15 USD 鉱工業生産[前月比] 6月
22:15 USD 設備稼働率 6月
23:00 USD ミシガン大学消費者態度指数・速報値 7月
23:00 USD 企業在庫[前月比] 5月
- 今日のトレードポイント -
イエレンFRB議長は以前から雇用が完全雇用に近づいているにもかかわらず、インフレ率が目標値を下回っていることに懸念を示していましたが、今回の議会証言でも同様の見解を示したことで利上げ先高観が後退し上値が抑えられてしまった印象です。本日はインフレ率指標である米消費者物価指数の発表が控えています。予想では1.7%となっていますが、連邦準備理事会(FRB)の目標である2.0%に迫れるか注目したいです。ただ予想を下回った場合、イエレンFRB議長の懸念を裏付けてしまう格好になるため、慎重姿勢で臨むのが賢明でしょう。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 113.00-113.90
ユーロ・円 128.50-130.50
ポンド・円 146.00-146.90