原油の反発が不安を一掃
昨日はリスクテイクが戻ってきた一日でした。土曜の終値からほぼ変わらずスタートし東京時間では大きな動きは見られませんでしたが、ロンドン時間に入ると大きめのオーダーが入りドル円が111.70円付近まで買われました。ニューヨーク時間に入ると原油価格が急落した事を受け110.40円あたりまで値を戻しましたが、次第に割安感が目立つと先物主導で価格が急反発し、好感した為替市場でもオーダーが集中し111.90円程度までしっかり上昇しました。ユーロ円はリスクセンチメントの回復によりクロス円は概ね買われる展開でした。ユーロ円、ポンド円等も約50銭強の上昇でした。
≪2017年06月26日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り45% 買い55%
ユーロ・円 :「ベア」 売り77% 買い23%
英ポンド・円 :「ブル」 売り47% 買い53%
豪ドル・円 :「ブル」 売り28% 買い72%
NZドル・円 :「ブル」 売り40% 買い60%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り71% 買い29%
【今日の主な経済指標】
07:45 NZD 貿易収支 5月
19:00 GBP カーニー英中銀(BOE)総裁、発言
22:00 USD ケース・シラー米住宅価格指数 4月
22:00 USD ケース・シラー米住宅価格指数[前年同月比] 4月
23:00 USD 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 6月
23:00 USD リッチモンド連銀製造業指数 6月
02:00 USD イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
- 今日のトレードポイント -
本日のポイントは英米の中央銀行メンバーの発言となりそうです。19:00にはカーニーBOE総裁の発言があり、ブレクジット交渉を控えながらもインフレが進行する英経済への見解に注目が集まりそうです。また、26:00からはイエレンFRB議長の今後のFRBバランスシート縮小への議論について見解が示されそうです。いずれとも政策リスクを抱えた状態でのインフレの進行をどう解釈するかがポイントのため、長期金利主導で各通貨が動く事が予想されます。また、23:00には消費者信頼感指数が発表になりますので、こちらも意識しながらの展開となりそうです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 110.80-112.30
ユーロ・円 125.00-125.20
ポンド・円 142.30-142.80