一進一退の小動き
本日の為替相場も方向感に欠く展開でした。東京時間は米長期金利の低下に伴いドル円は一時110円台まで伸び悩みましたが、次第にその長期金利が低下幅を縮めると買い圧力が生まれ、ロンドン時間には110.30円台まで値を伸ばしました。NYオープンからWTI原油先物が昨日の反動で少し値を戻した安心感からドル円は110.40円台に達しましたが、結局週初に上値の重さを確認していたことから買いの根拠には乏しく、寄りと変わらず110.30円台に回帰し、前日比では0.098円安い111.297円で取引を終えました。
≪2017年06月22日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り39% 買い61%
ユーロ・円 :「ベア」 売り69% 買い31%
英ポンド・円 :「ブル」 売り43% 買い57%
豪ドル・円 :「ブル」 売り21% 買い79%
NZドル・円 :「ブル」 売り36% 買い64%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り56% 買い44%
【今日の主な経済指標】
14:00 SGD 消費者物価指数(CPI)[前年比] 5月
15:45 FRF 国内総生産(GDP、確定値)[前期比] 1-3月期
16:00 FRF 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
16:00 FRF サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
16:30 DEM 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
16:30 DEM サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
17:00 EUR 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
17:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 6月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPI)[前月比] 5月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 5月
23:00 USD 新築住宅販売件数[年率換算件数] 5月
23:00 USD 新築住宅販売件数[前月比] 5月
- 今日のトレードポイント -
今週の相場をけん引しているのは米金利なのは間違いなさそうですが、材料不足感から追従している感は否めません。市場参加者もそろそろ飽きてくるのではないでしょうか。ホワイトハウス付近の不穏な空気を鑑みるに、突発的なリスク要因が勃発するかもしれないので、ドル円は潜在的な下落圧力が高まっていると見ています。本日はニューヨークでは指標がなく、ポジション調整から流動性が下がると見ているので、ヘッドラインには警戒していきたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 110.50-111.60
ユーロ・円 122.80-125.50
ポンド・円 138.00-143.00