FXレポート

相場の主役はやはり米長期金利か

本日は動意の薄い展開となりました。東京時間は昨日のポンド安の値動きを引き継いでドル円は110.20円台に小幅に低下、ロンドン時間も同様の流れでドル円は110.10程度を推移しましたが、イギリスでホールデン英中銀金融政策委員会委員が金融刺激策の一部解除を支持した事と、NY時間に入り原油在庫が減少した事が好感されポンド円が141.755円まで急伸し、円が売られる形でドル円は111.725円まで値を伸ばしました。しかし、原油先物の反転急落と米金利低下を受けドル円は勢いを落とし、111.395円で引けました。

≪2017年06月21日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」    売り42% 買い58%
ユーロ・円  :「ベア」       売り68% 買い32%
英ポンド・円 :「ブル」    売り40%  買い60%
豪ドル・円  :「ブル」      売り23%  買い77%
NZドル・円   :「ブル」      売り32% 買い68%
ユーロ・ドル :「ベア」    売り68% 買い32%

【今日の主な経済指標】
06:00 NZD ニュージーランド準備銀行(RBNZ、NZ中央銀行)政策金利グラフのマーク
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分
15:00 CHF 貿易収支 5月
15:45 FRF 企業景況感指数 6月
17:00 EUR 欧州中央銀行(ECB)月報
21:30 CAD 小売売上高[前月比] 4月
21:30 CAD 小売売上高(除自動車)[前月比] 4月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
22:00 USD 住宅価格指数[前月比] 4月
23:00 USD 景気先行指標総合指数[前月比] 5月
23:00 EUR 消費者信頼感(速報値) 6月

- 今日のトレードポイント -
本日は米新規失業保険申請件数が予定されています。住宅指標など先行指標が軒並み発表になる事から相場の先高観を見極める上で一定の影響があると見ていますが、実際には米金利が上がるかどうかが焦点となるでしょう。特に30年物価連動債の入札も行われるため、米インフレに対してどの見方が主流となっているのかしっかり見極めたいところです。また原油安に引っ張られる形でカナダドルが下落したため、加カナダドルの小売売上高にも注目していきたいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円            110.30-112.00
ユーロ・円        123.00-125.50
ポンド・円        138.00-144.00        

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