FXレポート

米経済成長に鈍化の兆し

先週金曜日のドル円は、110.895円で取引を開始した後は軟調な展開でした。木曜日から続くポンドの上昇につられたドル円の上昇ムードが続き、東京市場では3ケタ上昇を見せた日経平均とともにドル円はともに堅調でした。欧州市場もこの流れを引き継いで、ドル円は111.41近辺まで上昇しましたが、NY市場に入ると米インフレ率の低下懸念が次第に材料視され10年債が下落。ドル円も日足でボリンジャーバンドの1σに接近したところで反落。週末要因もあり200日移動平均線の示す110.64円付近まで下落。その後、反発し前日比では0.05円安い110.873円で取引を終えました。

≪2017年06月16日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」    売り35% 買い65%
ユーロ・円  :「ベア」       売り71% 買い29%
英ポンド・円 :「ブル」    売り46%  買い54%
豪ドル・円  :「ブル」      売り28%  買い72%
NZドル・円   :「ブル」      売り30% 買い70%
ユーロ・ドル :「ベア」    売り71% 買い29%

【今日の主な経済指標】
08:01 GBP ライトムーブ住宅価格[前月比] 6月
08:50 JPY 貿易統計(通関ベース) 5月
18:00 EUR 建設支出[前月比] 4月
18:00 EUR 建設支出[前年同月比] 4月

- 今日のトレードポイント -
本日はレンジ相場での小動きを予想します。今週は住宅関連指標の発表があるものの全体的に材料不足で、市場の注目は米インフレ率の低下に対するFRBメンバーの解釈に集まっています。要人発言に対する一定の警戒感が必要ではあるものの、週初であることから影響は少ないと考えています。ドル円は日経平均を睨みながらの値動きが予想されます。タカタの民事再生が日経平均の自動車セクターにネガティブな影響を与えるかに注目したい所です。

[今日の予想レンジ]
ドル・円            110.30-111.50
ユーロ・円        123.00-124.50
ポンド・円        140.00-143.00        

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