センチメントは好転
昨日のドル円は、109.612円で取引を開始した後、東京市場ではFOMC後の材料不足感からドル円は109.50円近辺で推移しましたが、欧州市場でBOE政策金利の発表に際して利上げを主張した理事が前回の1人から3人に増えた事が伝わると、市場のムードは好転しポンド円が反発、つられる形でドル円は110台を回復しました。また、そののち発表された米指標の内容も概ね良好だったことらNY市場オープン前までにドル円は110円台半ばまで続伸、NY市場クローズ前には50日移動平均線の111円のラインが意識されたことで上昇は一服し、前日比では1.359円高い110.923円で取引を終えました。
≪2017年06月15日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り36% 買い64%
ユーロ・円 :「ベア」 売り70% 買い30%
英ポンド・円 :「ベア」 売り55% 買い45%
豪ドル・円 :「ブル」 売り25% 買い75%
NZドル・円 :「ブル」 売り28% 買い72%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り67% 買い33%
【今日の主な経済指標】
15:30 JPY 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
18:00 EUR 消費者物価指数(HICP、改定値)[前年同月比] 5月
21:30 CAD 対カナダ証券投資額 4月
21:30 USD 住宅着工件数[年率換算件数] 5月
21:30 USD 住宅着工件数[前月比] 5月
21:30 USD 建設許可件数[年率換算件数] 5月
21:30 USD 建設許可件数[前月比] 5月
23:00 USD 米労働市場情勢指数(LMCI) 5月
23:00 USD ミシガン大学消費者態度指数・速報値 6月
- 今日のトレードポイント -
本日は午後から日銀の政策金利発表と黒田総裁の記者会見が予定されています。政策方針に変更の予定はありませんが、現在の景気展望や出口戦略などについて具体的な言及があるかどうかに着目したいところです。テクニカル面では、ドル円は50日移動平均線を上抜けるかどうかが今後のトレンドを方向づける可能性が高いため、アーリーロンドン勢が参加する15:00からオプション絡みの攻防や仕掛け的な動きに対して警戒感が必要です。また、23:00にはミシガン大消費者信頼感指数の速報値が発表されるため、利益確定の動きからトレンドが逆回転する可能性も頭に入れておきたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 110.20-111.90
ユーロ・円 123.10-124.50
ポンド・円 140.00-142.00