トランプ大統領の発言で一時的にドル買いとなる!
昨日のドル円は、110.204円で取引を開始した後、仏政局の先行き不透明感が後退したとの思惑からドル買いが先行しました。ユーロ円の上昇につれた買いも入り、一時110.30円台まで値を上げました。東京市場に入ると利益確定の売りに押され109.80円台まで押し戻されたものの、株高や米長期金利の上昇が相場の支えとなり、再び110円台を回復しました。欧州市場では、110.10円を挟んだ値動きが続いていましたが、欧州株の大幅上昇やナイト・セッションの日経平均先物の50円高を支えに、ドル円は日通し高値となる110.34円近辺まで上昇しました。NY市場では、「トランプ米大統領は法人税率を15%に引き下げることを要請」との報道をきっかけに一時109.96円付近まで買われる場面も見られましたが、米10年債利回りが上昇幅を縮めたことを背景にドル売りが先行し、109.66円近辺まで下落しました。前日比では0.619円高い109.752円で取引を終えました。
≪2017年04月24日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り34% 買い66%
ユーロ・円 :「ブル」 売り48% 買い52%
英ポンド・円 :「ベア」 売り51% 買い49%
豪ドル・円 :「ブル」 売り16% 買い84%
NZドル・円 :「ブル」 売り20% 買い80%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り80% 買い20%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 企業向けサービス価格指数[前年同月比] 3月
15:45 FRF 企業景況感指数 4月
22:00 USD 住宅価格指数[前月比] 2月
22:00 USD ケース・シラー米住宅価格指数 2月
22:00 USD ケース・シラー米住宅価格指数[前年同月比] 2月
23:00 USD 新築住宅販売件数[年率換算件数] 3月
23:00 USD 新築住宅販売件数[前月比] 3月
23:00 USD 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 4月
23:00 USD リッチモンド連銀製造業指数 4月
- 今日のトレードポイント -
本日は朝鮮人民軍創建85周年を睨んで、北朝鮮がミサイル発射や核実験を実施するかが大きな焦点となるのではないでしょうか。北朝鮮が核実験やミサイル発射などを行えば緊張が一気に高まり、米国と北朝鮮の有事に発展した場合、おそらく2~3円の円高に振れる可能性は想定しておきたいです。本日のドル円は、北朝鮮の動向や政府要人発言に注意をしてポジション管理を徹底したいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 107.00-110.50
ユーロ・円 117.00-120.50
ポンド・円 135.00-142.00