イースター休暇に入り、ドル売り優勢の展開!
先週金曜日のドル円は、109.130円で取引を開始した後、東京市場の午前においては、アジアの株式市場やシドニー、ウェリントンなども軒並み休場となったため、狭いレンジでの値動きとなりました。仲値公示時には、ドル買い・円売りのフローが強まり、日通し高値となる109.22円近辺まで上昇しました。午後に入ると、日経平均株価が140円超の下落となったことで、リスク回避目的の円買いが入ると、108.85円近辺まで下げ幅を広げました。欧州市場では、イースター(復活祭)で欧州主要市場も休場となっており、108.90円近辺を挟んでの値動きとなりました。NY市場では、この日発表された米経済指標で、3月米消費者物価指数(CPI)が予想を下回る結果となったほか、3月米小売売上高は自動車を除いた数値が予想より弱かったうえ、前月分も下方修正されたことを受け、再び円買い優勢となると、ドル円は一時日通し安値となる108.55円近辺まで下落し、前日比では0.497円安い108.655円で取引を終えました。
≪2017年04月14日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り25% 買い75%
ユーロ・円 :「ブル」 売り41% 買い59%
英ポンド・円 :「ブル」 売り24% 買い76%
豪ドル・円 :「ブル」 売り15% 買い85%
NZドル・円 :「ブル」 売り19% 買い81%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り34% 買い66%
【今日の主な経済指標】
15:15 JPY 黒田東彦日銀総裁、発言
21:30 USD ニューヨーク連銀製造業景気指数 4月
23:00 USD NAHB住宅市場指数 4月
05:00 USD 対米証券投資(短期債除く) 2月
- 今日のトレードポイント -
先週末は、欧米のイースター休暇に入り、流動性の少ない中、売りに押される展開となりました。米国と北朝鮮が依然として強気な姿勢を示していることから、今週についても、各国の動向に注意したいです。テクニカル面では200日移動平均線を割り込んで下落トレンド入りを示していることから、下値リスクには注意が必要です。引き続きショートポジションを意識しつつ、短期で利益を狙い取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 108.00-110.00
ユーロ・円 114.00-117.00
ポンド・円 135.00-140.00