週末のイベントを控え、様子見の展開!
昨日のドル円は、113.862円で取引を開始した後、東京市場においては、材料難の中、前日比で安く始まっていた日経平均株価が下げ渋り、下げ幅を縮小したことから次第に円売り・ドル買いが進み、114.07円近辺まで上昇しました。その後は、前日NYタイムの高値である114.12円近辺が上値目処として意識され、113.90円を挟んでのもみ合いとなりました。欧州市場に入ると、ナイト・セッションの日経平均先物が下落して始まったことを背景に売りが強まり、一時日通し安値となる113.72円近辺まで弱含みました。NY市場では、この日発表された1月米貿易収支が概ね予想通りの通過となったことで、米10年債利回りの上昇とともに、日通し高値となる114.15円近辺まで上げ幅を広げました。その後は今週予定されているイベントを控え様子見となり、前日比では0.09円高い113.947円で取引を終えました。
≪2017年03月07日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り46% 買い54%
ユーロ・円 :「ベア」 売り64% 買い36%
英ポンド・円 :「ブル」 売り32% 買い68%
豪ドル・円 :「ブル」 売り19% 買い81%
NZドル・円 :「ブル」 売り19% 買い81%
ユーロ・ドル :「スクエア」 売り50% 買い50%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 四半期実質国内総生産(GDP、改定値)[年率換算] 10-12月期
08:50 JPY 四半期実質国内総生産(GDP、改定値)[前期比] 10-12月期
08:50 JPY 国際収支・貿易収支 1月
08:50 JPY 国際収支・経常収支 1月
14:00 JPY 景気一致指数(CI)・速報値 1月
14:00 JPY 景気先行指数(CI)・速報値 1月
15:00 JPY 景気ウオッチャー調査-現状判断DI 2月
16:00 DEM 鉱工業生産[前月比] 1月
16:45 FRF 経常収支 1月
16:45 FRF 貿易収支 1月
17:15 CHF 消費者物価指数(CPI)[前月比] 2月
21:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
22:15 USD ADP雇用統計[前月比] 2月
22:15 CAD 住宅着工件数 2月
22:30 CAD 住宅建設許可件数[前月比] 1月
22:30 CAD 四半期労働生産性指数[前期比] 10-12月期
22:30 USD 四半期非農業部門労働生産性・改定値[前期比] 10-12月期
00:00 USD 卸売在庫[前月比] 1月
- 今日のトレードポイント -
本日と週末金曜日のNYタイムに、米3月利上げを左右すると考えられる2月分の雇用関連の統計の発表が予定されています。先週のイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を踏まえると、良い結果となれば来週のFOMCで利上げが発表される可能性が高くなってくると考えられ、ドル買い地合いが想定されます。まずは今日のADP雇用統計の発表をしっかりと見極めたいところです。なお、日足の一目均衡表では、雲を抜けており本日の雲下限は114.37円近辺となっているので、この近辺まで上昇した場合にはドル売りスタンスで取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 113.00-114.40
ユーロ・円 119.00-122.00
ポンド・円 137.00-142.00