FXレポート

日米首脳会談は無風での通過!

先週金曜日のドル円は、113.250円で取引を開始した後、前日NYタイムでのトランプ米大統領の発言で減税案への期待が高まったことから円売り優勢となりました。東京市場の午前においては、日経平均株価が400円超の上昇したことや、時間外の米10年債利回りも2.41%台まで上昇したこと、また週末の5・10日(ゴトー日)とあって仲値に向けた円売りが出たことからドル円は113.79円近辺まで上昇しました。欧州市場に入ると、ナイト・セッションの日経平均先物が上昇したことで序盤は円売りが継続し、日通し高値となる113.85円近辺まで上昇しました。その後は、1月31日高値の113.96円近辺が直近のレジスタンスとして意識され徐々に値を切り下げる展開となりました。NY市場では、注目された日米首脳会談がほぼ無風で通過しました。トランプ米大統領が通貨と貿易は公平でなければならず、早期に公正な競争環境を構築すると述べ、ドル円は一時112.84円近辺まで下落する場面がありましたが、すぐに値を戻し、前日比では0.01円安い113.228円で取引を終えました。

≪2017年02月10日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」    売り43% 買い57%
ユーロ・円  :「ベア」     売り58% 買い42%
英ポンド・円 :「ブル」    売り43%  買い57%
豪ドル・円  :「ブル」      売り33%  買い67%
NZドル・円   :「ブル」      売り30% 買い70%
ユーロ・ドル :「ブル」     売り46% 買い54%

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)[前期比] 10-12月期
08:50 JPY 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)[年率換算] 10-12月期
16:00 DEM 卸売物価指数(WPI)[前月比] 1月

- 今日のトレードポイント -
日米首脳会談後の共同会見で安倍総理大臣は「日米の経済関係を一層深化させる方策について、今後、麻生副総理兼財務大臣とペンス副大統領の間で、分野横断的な対話を行うことで合意した」と述べており、懸念されていた貿易、金融、為替政策については議論継続としたことでリスクは後退したとみられています。会見直後に目立った値動きは無く、今週においても下落材料は少ないと考えらます。押し目買いを意識しつつ取引に望みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円            112.00-115.00
ユーロ・円        119.00-123.00
ポンド・円        139.00-143.00

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