クリスマス休暇を控え閑散相場!
先週金曜日のドル円は、117.523円で取引を開始しました。東京市場は天皇誕生日の祝日で休場。また、クリスマス休暇を控えて市場参加者も少なく流動性が低下するなか、薄商いを狙った仕掛け的な動きも見られず、静かな相場展開となりました。ドル円は117.30-117.63円の狭いレンジでの推移となりました。欧米市場では、取引当初しばらくは117.40円を挟んだもみ合いとなりました。豪ドル円やカナダドル円などクロス円の下落につれたドル売りが出るなか、米10年債利回りの低下も相場の重しとなり、日通し安値となる117.17円近辺まで値を下げました。その後は米長期金利の低下が一服するなか、週末を控えたポジション調整によるドルの買い戻しも入り、117.40円付近まで下げ渋りました。前日比では0.266円安い117.279円で取引を終えました。
≪2016年12月23日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り43% 買い57%
ユーロ・円 :「ベア」 売り65% 買い35%
英ポンド・円 :「ブル」 売り40% 買い60%
豪ドル・円 :「ブル」 売り15% 買い85%
NZドル・円 :「ブル」 売り27% 買い73%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り54% 買い46%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 企業向けサービス価格指数[前年同月比] 11月
08:50 JPY 日銀・金融政策決定会合議事要旨
13:00 JPY 黒田東彦日銀総裁、発言
14:00 JPY 景気先行指数(CI)・改定値 10月
14:00 JPY 景気一致指数(CI)・改定値 10月
- 今日のトレードポイント -
12月15日以降のドル円の流れを見ると、15日に118.65円を付けた後は上値を切り下げる展開が継続しております。年末を控え先週以上に市場参加者が激減することが予想され、流動性が低下しやすくなることを考慮すると、今週のドル円は、117円台を中心とした値動きが予想されます。ただ、ポジション調整が進み116円台に突入することも十分に考えられるため、ポジション管理に注意をして取引に臨みたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 116.80-117.60
ユーロ・円 122.00-122.80
ポンド・円 142.50-144.50