FXレポート

ドル円反落、ポジション調整のドル売りで上値重い!

昨日のドル円は、117.902円で取引を開始した後、東京市場午前において日経平均株価の100円近い上昇などを受け、日通し高値となる118.07円近辺まで値を上げました。その後、118円台での滞空時間は短く上値の重さが嫌気され、日経平均株価が一転して120円近く下げるとドル円は117.42円付近まで下げ足を速めました。もっとも、日経平均株価が引けにかけて下げ渋ると、ドル円は117.60円台まで値を戻しました。欧州市場では、ナイト・セッションの日経平均先物が100円安まで下げたことでリスク回避目的のドル売りが先行し、ストップロスの売り注文を巻き込み、日通し安値となる117.11円近辺まで下押ししました。NY市場では、11月米中古住宅販売件数が年率換算で561万件と市場予想の550万件程度を上回ると、次第にドルの買い戻しが優勢となりました。日経平均先物が持ち直したことが材料視されたほか、市場では「ロンドンフィキシングに絡んだ円売り・ドル買いが観測された」との指摘もあり、ドル円は117.86円付近まで反発しました。取引終盤以降はやや値を下げ、前日比では0.297円安い117.535円で取引を終えました。
 
≪2016年12月21日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」    売り44% 買い56%
ユーロ・円  :「ベア」      売り66% 買い34%
英ポンド・円 :「ブル」    売り47%  買い53%
豪ドル・円  :「ブル」      売り18%  買い82%
NZドル・円   :「ブル」      売り31% 買い69%
ユーロ・ドル :「ベア」     売り51% 買い49%

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債) 前週分
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況(対内株式) 前週分
09:01 GBP GFK消費者信頼感調査 12月
16:00 DEM 輸入物価指数[前月比] 11月
16:00 DEM 輸入物価指数[前年同月比] 11月
18:00 EUR 欧州中央銀行(ECB)月報
22:30 CAD 小売売上高[前月比] 10月
22:30 CAD 小売売上高(除自動車)[前月比] 10月
22:30 CAD 消費者物価指数(CPI)[前月比] 11月
22:30 CAD 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 11月
22:30 CAD 消費者物価指数(CPIコア)[前月比] 11月
22:30 CAD 消費者物価指数(CPIコア)[前年同月比] 11月
22:30 USD 四半期実質国内総生産(GDP、確定値)[前期比年率] 7-9月期
22:30 USD 耐久財受注[前月比] 11月
22:30 USD 耐久財受注・輸送用機器除く[前月比] 11月
22:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
23:00 USD 住宅価格指数[前月比] 10月
00:00 USD 個人消費支出(PCE)[前月比] 11月
00:00 USD 個人所得[前月比] 11月
00:00 USD 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)[前月比] 11月
00:00 USD 景気先行指標総合指数[前月比] 11月

- 今日のトレードポイント -
ドル円は、18日に118円台半ばを付けた後、上値が重い展開が続いております。クリスマス休暇に近づくにつれ、市場参加者はますます減少するため、基本的にはポジション調整主導の動きになると思われます。また下値も限定的になっていることから、118円前後ではドル売り、117円台半ばではドル買いのスタンスで取引に臨みたいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円            117.00-118.60
ユーロ・円       121.50-123.80
ポンド・円        143.50-147.50

知りたい語句を入力して、検索ボタンを押してください

SNS

line icon

APP

トレイダーズ証券

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第123号 加入協会 日本証券業協会 金融先物取引業協会 第二種金融商品取引業協会 日本投資顧問業協会 トレイダーズ証券は、上場企業トレイダーズホールディングス(スタンダード市場上場8704)の100%子会社です。