ドル円は上値が重い展開が続く!
昨日のドル円は、113.765円で取引を開始した後、東京市場午前において対オセアニア通貨などでドル売りが進んだ流れに沿ったほか、高く始まった日経平均株価が伸び悩んだことも相場の重しとなり、日通し安値となる113.13円近辺まで下押ししました。午後に入り日経平均株価が260円超高まで再び上昇すると、つれてドル円は113.70円付近まで下値を切り上げました。欧米市場では、取引当初材料難から113.50円を挟んだ値動きとなっていましたが、ユーロ・ドルの急落や米10年債利回りの急上昇、そして米新規失業保険申請件数の減少などを受けて、日通し高値となる114.38円近辺まで上昇しました。その後は上値が重くなり、前日比では0.252円高い113.993円で取引を終えました。
≪2016年12月08日クローズ時点≫
ドル・円 :「ベア」 売り55% 買い45%
ユーロ・円 :「ベア」 売り57% 買い43%
英ポンド・円 :「ブル」 売り45% 買い55%
豪ドル・円 :「ブル」 売り25% 買い75%
NZドル・円 :「ブル」 売り37% 買い63%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り43% 買い57%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 四半期法人企業景気予測調査・大企業業況判断指数(BSI) 10-12月期
08:50 JPY マネーストックM2[前年同月比] 11月
09:30 AUD 住宅ローン件数[前月比] 10月
15:45 CHF 失業率 11月
16:00 DEM 貿易収支 10月
16:00 DEM 経常収支 10月
16:45 FRF 財政収支 10月
16:45 FRF 鉱工業生産指数[前月比] 10月
17:00 ZAR 四半期経常収支 7-9月期
18:30 GBP 貿易収支 10月
00:00 USD 卸売在庫[前月比] 10月
00:00 USD ミシガン大学消費者態度指数・速報値 12月
- 今日のトレードポイント -
市場では来週のFOMCに注目が集まるなか、利上げはほぼ確実視されております。既にドル円相場は利上げを織り込んだ値動きとなっているため、大きくドル買いを誘発する材料は見受けられません。これを受け本日のドル円は114円を挟んだ値動きが予想されます。ただ、米経済指標が好結果となった場合や株式市場の上昇につられるかたちで、一時的に上昇することも予想されるため、ポジション管理には注意したいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 113.70-114.50
ユーロ・円 120.00-122.00
ポンド・円 141.00-147.50