材料難からレンジ相場を継続!
昨日のドル円は、103.868円で取引を開始した後、米市場の流れを引き継ぎドル安地合いとなりました。東京市場の午前においては、日経平均株価が売り先行で寄り付いたことで日通し安値となる103.68円まで下落しました。午後に入ると、全体的にクロス円が上値を伸ばしたことでドル円も実需の買いをこなし、引けにかけて104.07円近辺まで上昇しました。欧州市場に入ると、欧州株式相場やナイト・セッションの日経平均先物が強含んだことを受けて104.12円近辺まで上値を伸ばしましたが、その後は時間外の米10年債利回りの低下とともに103.81円近辺まで下値を切り下げました。NY市場に入ると、この日発表された9月米消費者物価指数(CPI)が市場予想に対してやや弱めの内容だったものの、前年同月比の伸びは+1.5%と2014年10月以来の高水準を記録したことで日通し高値である104.20円近辺まで上昇しました。しかし上昇は一時的となり米10年債利回りの低下し103.80円近辺まで下落し、前日比では0.043円安い103.833円で取引を終えました。
≪2016年10月18日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り29% 買い71%
ユーロ・円 :「スクエア」 売り50% 買い50%
英ポンド・円 :「ブル」 売り46% 買い54%
豪ドル・円 :「ブル」 売り29% 買い71%
NZドル・円 :「ブル」 売り32% 買い68%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り66% 買い34%
【今日の主な経済指標】
13:30 JPY 全産業活動指数[前月比] 8月
17:00 ZAR 消費者物価指数(CPI) 9月
17:30 GBP 失業率(ILO方式) 8月
17:30 GBP 失業率 9月
17:30 GBP 失業保険申請件数 9月
18:00 EUR 建設支出 8月
20:00 ZAR 小売売上高[前年同月比] 8月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
21:30 USD 建設許可件数 9月
21:30 USD 住宅着工件数 9月
23:00 CAD カナダ銀行 政策金利
03:00 USD 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
- 今日のトレードポイント -
昨日もドル円のレンジ相場が継続しました。下値に関しては日足の一目均衡表における雲上限の103.51円近辺がサポートラインとして捉えられ、底堅く推移しています。しかしながらドル買いに振れるような材料にも乏しくこのラインを割れると円買いの地合いが強まることも考えられます。ライン割れに到達するまでは、引き続き短期的な逆張りで取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 103.00-105.00
ユーロ・円 113.00-115.00
ポンド・円 125.00-129.00