FXレポート

ドル円は下げ渋るも上値は重い展開!

昨日のドル円は、100.319円で取引を開始した後、東京市場において日経平均株価の260円近い下落を受け日通し安値となる100.08円近辺まで売り込まれました。その後はまとまったドル買いが入ったことや、日経平均株価がプラス圏に浮上し140円近く上昇したことで、投資家心理の改善を意識したドル買いも活発化したことで日通し高値となる100.98円近辺まで上値を伸ばしました。欧米市場では、取引当初欧州株が一転下落したほか、ナイト・セッションの日経平均先物が弱含むなど株安を背景に投資家のリスク志向低下を意識したドル売りが進んだほか、米10年債利回りの低下も嫌気されドル円は100.191円まで下押ししました。NYダウ平均の買い戻しや良好な9月米消費者信頼感指数を支えにドル円は100.50円付近まで下げ渋る場面も見られましたが、戻りは限定的となりました。なお、フィッシャー米連邦準備理事会(FRB)副議長は「大幅な利上げは望んでいない」などと述べたものの、目立った反応は見られませんでした。取引終盤以降も安値圏での推移は変わらず、前日比では0.08円高い100.358円で取引を終えました。

≪2016年09月27日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」      売り15% 買い85%
ユーロ・円  :「ブル」     売り44% 買い56%
英ポンド・円 :「ブル」      売り30%  買い70%
豪ドル・円  :「ブル」      売り13%  買い87%
NZドル・円   :「ブル」      売り13% 買い87%
ユーロ・ドル :「ベア」   売り72% 買い28%

【今日の主な経済指標】
15:00 DEM GFK消費者信頼感調査 10月
15:45 FRF 消費者信頼感指数 9月
16:00 CHF KOF景気先行指数 9月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
21:30 USD 耐久財受注[前月比] 8月
21:30 USD 耐久財受注・輸送用機器除く[前月比] 8月
22:30 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
23:00 USD イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、発言

- 今日のトレードポイント -
27日の米大統領候補の討論会は、クリントン候補が優勢ということでひとまずドルや株が買い戻されたものの、ドイツ銀行の経営不安や原油相場の下落を背景としたリスク回避の動きも見られているとから、本日のドル円も上値の重い展開が予想されます。本日はドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の発言やイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の発言が予定されています。イエレン発言にはサプライズの内容は特段ないと思われますが、内容を見極め取引に臨みたいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円             99.50-101.00
ユーロ・円        111.00-113.50
ポンド・円        127.00-133.50


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