本日の日銀金融政策決定会合に注目!
昨日のドル円は、105.391円で取引を開始した後、東京市場においては、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明で具体的な利上げ時期が示唆されなかったことから続いていたドル安地合いが継続したほか、安く寄り付いた日経平均株価をながめ、104.63円近辺まで下落しました。欧州勢参入後は、日銀金融政策決定会合の結果公表を控えての様子見ムードとなり、持ち高調整が進んだことで、104.50-80円近辺での値動きとなりました。NY市場では、一部通信社から「日銀は29日、追加緩和を検討する。経済対策と相乗効果を期待」「日銀が追加緩和決定なら政府は声明を出す方向で準備している」と伝わると105.49円近辺まで一転して上昇しました。終値は前日と同じく105.281円で取引を終えました。
≪2016年07月28日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り33% 買い67%
ユーロ・円 :「ベア」 売り58% 買い42%
英ポンド・円 :「ブル」 売り41% 買い59%
豪ドル・円 :「ブル」 売り16% 買い84%
NZドル・円 :「ブル」 売り21% 買い79%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り40% 買い60%
【今日の主な経済指標】
07:45 NZD 住宅建設許可件数[前月比] 6月
08:01 GBP GFK消費者信頼感調査 7月
08:30 JPY 東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)[前年同月比] 7月
08:30 JPY 全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)[前年同月比] 6月
08:30 JPY 全国消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 6月
08:30 JPY 有効求人倍率 6月
08:30 JPY 失業率 6月
08:30 JPY 全世帯家計調査・消費支出[前年同月比] 6月
08:50 JPY 鉱工業生産・速報値[前月比] 6月
08:50 JPY 百貨店・スーパー販売額(既存店)[前年同月比] 6月
08:50 JPY 小売業販売額[前年同月比] 6月
10:00 NZD NBNZ企業信頼感 7月
10:30 AUD 四半期卸売物価指数(PPI) 4-6月期
14:00 JPY 新設住宅着工戸数[前年同月比] 6月
14:30 FRF 国内総生産(GDP、速報値)[前期比] 4-6月期
15:00 DEM 小売売上高指数 6月
15:00 ZAR マネーサプライM3[前年同月比] 6月
15:30 JPY 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
15:45 FRF 消費支出[前月比] 6月
15:45 FRF 消費者物価指数(CPI、速報値)[前月比] 7月
16:00 CHF KOF景気先行指数 7月
17:30 GBP マネーサプライM4 6月
17:30 GBP 消費者信用残高 6月
18:00 EUR 四半期域内総生産(GDP、速報値) 4-6月期
18:00 EUR 消費者物価指数(HICP、速報値)[前年同月比] 7月
18:00 EUR 失業率 6月
21:00 ZAR 貿易収支 6月
21:30 USD 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)[前期比年率] 4-6月期
21:30 CAD 月次国内総生産(GDP)[前月比] 5月
21:30 CAD 原料価格指数[前月比] 6月
21:30 CAD 鉱工業製品価格[前月比] 6月
22:45 USD シカゴ購買部協会景気指数 7月
23:00 USD ミシガン大学消費者態度指数・確報値 7月
- 今日のトレードポイント -
米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明を受けて、昨日のドル円はやや円高方向で推移しましたが、引けにかけては日銀による追加緩和予測が一部報道で強まり値を戻す形となりました。そして、本日には日銀金融政策決定会合の結果が発表されます。日銀内では、追加緩和に慎重な声も多く、手段の限界も意識されはじめているので、どのような形で追加緩和が行われるのか非常に注目です。テクニカル面では、日足の一目均衡表で雲上限が105.20円近辺まで下がっており、日銀によるポジティブサプライズが発表された場合には高値を狙える動きになりそうなので、同時間帯の値動きに注意しつつ取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 104.50-106.50
ユーロ・円 115.00-117.50
ポンド・円 137.00-141.00