ドルの下落止まらず!
先週金曜日のドル円は、100.758円で取引を開始した後、日経平均株価が120円超上昇するとクロス円を中心にドル買いが進み100.97円近辺まで値を上げました。その後、日経平均株価がマイナス圏に沈み170円近く下落するとリスク回避的なドル売りにより100.25円付近まで下げ足を速めました。その後は100円台半ばまで値を戻し下げ幅を縮小しました。欧米市場では、ナイト・セッションの日経平均先物や米10年債利回りの上昇を受けドル円は100.74円近辺までじりじりと上昇しましたが、その後は徐々に上値を切り下げ、6月米雇用統計発表直前には思惑的なドル売りが強まったことで100.31円近辺まで下落しました。非農業部門雇用者数が前月比28万7000人増と予想の前月比18万人増を大きく上回ったことで101.26円近辺まで急反発しましたが、米10年債利回りが一転低下すると、100.01円近辺まで急落しました。一方で、政府・日銀による介入警戒感が意識されると再びドルの買い戻しが強まり、NYダウ平均やナイト・セッションの日経平均先物が堅調に推移したことも支えとなり100.80円台まで持ち直す場面も見られました。取引終盤以降は動意を欠き、前日比では0.308円安い100.464円で取引を終えました。
≪2016年07月08日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り21% 買い79%
ユーロ・円 :「ブル」 売り40% 買い60%
英ポンド・円 :「ブル」 売り42% 買い58%
豪ドル・円 :「ブル」 売り19% 買い81%
NZドル・円 :「ブル」 売り21% 買い79%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り78% 買い22%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 機械受注[前月比] 5月
08:50 JPY マネーストックM2[前年同月比] 6月
10:30 AUD 住宅ローン件数[前月比] 5月
21:15 CAD 住宅着工件数 6月
23:00 USD 米労働市場情勢指数(LMCI) 6月
- 今日のトレードポイント -
先週、欧米の株式市場は相次いでBREXIT決定前の水準を回復しておりますが、ドル円や日経平均株価は目立った反発が見られておりません。また、8日の米雇用統計では非農業部門雇用者数が大幅な増加を示したものの、ドル円の上値は抑えられる展開に終わりました。英国のEU離脱問題が世界経済に与える影響は不透明感が強く、さらにイタリアやドイツなど欧州金融機関の経営悪化懸念もリスク要因として燻っております。以上のことから、今週のドル円も上値の重い展開が予想されるため、下値模索を軸に取引に臨みたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 99.50-101.50
ユーロ・円 110.00-112.50
ポンド・円 127.00-133.00
≪2016年07月08日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り21% 買い79%
ユーロ・円 :「ブル」 売り40% 買い60%
英ポンド・円 :「ブル」 売り42% 買い58%
豪ドル・円 :「ブル」 売り19% 買い81%
NZドル・円 :「ブル」 売り21% 買い79%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り78% 買い22%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 機械受注[前月比] 5月
08:50 JPY マネーストックM2[前年同月比] 6月
10:30 AUD 住宅ローン件数[前月比] 5月
21:15 CAD 住宅着工件数 6月
23:00 USD 米労働市場情勢指数(LMCI) 6月
- 今日のトレードポイント -
先週、欧米の株式市場は相次いでBREXIT決定前の水準を回復しておりますが、ドル円や日経平均株価は目立った反発が見られておりません。また、8日の米雇用統計では非農業部門雇用者数が大幅な増加を示したものの、ドル円の上値は抑えられる展開に終わりました。英国のEU離脱問題が世界経済に与える影響は不透明感が強く、さらにイタリアやドイツなど欧州金融機関の経営悪化懸念もリスク要因として燻っております。以上のことから、今週のドル円も上値の重い展開が予想されるため、下値模索を軸に取引に臨みたいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 99.50-101.50
ユーロ・円 110.00-112.50
ポンド・円 127.00-133.00