日銀追加緩和見送りで円全面高!
昨日のドル円は、106.018円で取引を開始した後、東京市場において日経平均株価の220円超安を嫌気してリスク回避的なドル売りが先行し急落しました。日銀金融政策決定会合の結果公表を控えて思惑的なドル売りも強まるなか、日銀が金融政策を据え置いたことがわかると、一部で追加緩和が期待されていただけに売りが加速しました。日経平均株価の520円超安とともにストップロスを断続的に巻き込み、一時103.96円近辺まで下落し2014年8月29日以来の安値まで下げ幅を広げました。その後もドル売りは継続し日通し安値となる103.57円近辺まで下押ししました。欧米市場では、アジア時間に急ピッチで値を下げた反動からドルの買い戻しが入り104.47円近辺まで上げた後、ナイト・セッションの日経平均先物が下げに転じた場面では103.75円付近まで伸び悩んだものの、売りが一巡すると104.59円近辺まで再び上昇しました。この日発表された5月米消費者物価指数(CPI)や6月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数などは強弱まちまちな結果だったため、相場への影響は限定的となりました。取引終盤には売り買いが交錯し方向感を欠く展開となり、前日比では1.701円安い104.282円で取引を終えました。
≪2016年06月16日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り20% 買い80%
ユーロ・円 :「ブル」 売り39% 買い61%
英ポンド・円 :「ブル」 売り28% 買い72%
豪ドル・円 :「ブル」 売り 9% 買い91%
NZドル・円 :「ブル」 売り13% 買い87%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り73% 買い27%
【今日の主な経済指標】
17:00 EUR 経常収支 4月
21:30 USD 住宅着工件数[年率換算件数] 5月
21:30 USD 住宅着工件数[前月比] 5月
21:30 USD 建設許可件数[年率換算件数] 5月
21:30 USD 建設許可件数[前月比] 5月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPI)[前月比] 5月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 5月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPIコア)[前月比] 5月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPIコア)[前年同月比] 5月
00:00 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
- 今日のトレードポイント -
16日、日銀が追加緩和を見送ったことで円が全面安となりました。また、16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明やイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の会見は、ハト派寄りとなりドル円の重しとなっています。このような状況下ではリスク回避の円高圧力はまだ高まる余地があり、本日のドル円は上値の重い展開が予想されます。また、23日に英国ではEU離脱の是非を問う国民投票を控えておりますが、離脱派が多いと発表される一方でプレキンが今月初めに欧州に本拠を構えるヘッジファンド270社を対象に行った調査によると79%がEU残留を予想しているなど、実際に蓋を開けてみるまではどうなるか分かりません。先行き不透明感が高まると市場の不安を煽り、リスク回避の動きも続くことになるため、EU離脱に関するニュースには注意が必要になります。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 102.50-105.30
ユーロ・円 115.50-119.00
ポンド・円 144.00-152.00
≪2016年06月16日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り20% 買い80%
ユーロ・円 :「ブル」 売り39% 買い61%
英ポンド・円 :「ブル」 売り28% 買い72%
豪ドル・円 :「ブル」 売り 9% 買い91%
NZドル・円 :「ブル」 売り13% 買い87%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り73% 買い27%
【今日の主な経済指標】
17:00 EUR 経常収支 4月
21:30 USD 住宅着工件数[年率換算件数] 5月
21:30 USD 住宅着工件数[前月比] 5月
21:30 USD 建設許可件数[年率換算件数] 5月
21:30 USD 建設許可件数[前月比] 5月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPI)[前月比] 5月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 5月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPIコア)[前月比] 5月
21:30 CAD 消費者物価指数(CPIコア)[前年同月比] 5月
00:00 EUR ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
- 今日のトレードポイント -
16日、日銀が追加緩和を見送ったことで円が全面安となりました。また、16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明やイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の会見は、ハト派寄りとなりドル円の重しとなっています。このような状況下ではリスク回避の円高圧力はまだ高まる余地があり、本日のドル円は上値の重い展開が予想されます。また、23日に英国ではEU離脱の是非を問う国民投票を控えておりますが、離脱派が多いと発表される一方でプレキンが今月初めに欧州に本拠を構えるヘッジファンド270社を対象に行った調査によると79%がEU残留を予想しているなど、実際に蓋を開けてみるまではどうなるか分かりません。先行き不透明感が高まると市場の不安を煽り、リスク回避の動きも続くことになるため、EU離脱に関するニュースには注意が必要になります。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 102.50-105.30
ユーロ・円 115.50-119.00
ポンド・円 144.00-152.00