FXレポート

ドル円ほぼ横ばい!米CPI上昇を受けたドル買い続かず!

昨日のドル円は、109.031円で取引を開始した後、東京市場では日経平均株価の上げ幅縮小に伴い108.88円近辺まで失速しました。その後しばらくは方向感を欠く展開が継続していましたが、日経平均株価が引けにかけて190円近く上昇するとドル買いが優位となり109.37円近辺まで上昇しました。欧米市場では、欧州株やナイト・セッションの日経平均先物の上昇を受けて、投資家のリスク志向改善を見越したドル買いが先行し日通し高値となる109.65円付近まで上昇しました。4月米消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る結果となったこともあり再び高値に迫る値動きとなりましたが、その後は一転してドル売りが優勢となりました。日経平均先物が120円安まで反落したほか、米10年債利回りが低下に転じたことも重しとなり、日通し安値となる108.84円近辺まで下押ししました。売り一巡後は株安が一服したこともあり109円台を回復しました。4月米住宅着工件数や4月米建設許可件数は強弱まちまちの結果となったほか、4月米鉱工業生産は市場予想よりも強い結果となりましたが、相場への影響は限られ、前日比では、0.058円高い109.108円で取引を終えました。

≪2016年05月17日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」       売り34% 買い66%
ユーロ・円  :「ブル」       売り47% 買い53%
英ポンド・円 :「ブル」      売り37%  買い63%
豪ドル・円  :「ブル」      売り11%  買い89%
NZドル・円   :「ブル」      売り17% 買い83%
ユーロ・ドル :「ベア」      売り59% 買い41%

【今日の主な経済指標】
07:45 NZD 四半期卸売物価指数(PPI)[前期比] 1-3月期
08:50 JPY 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)[前期比] 1-3月期
08:50 JPY 四半期実質国内総生産(GDP、速報値)[年率換算] 1-3月期
17:00 ZAR 消費者物価指数(CPI)[前月比] 4月
17:00 ZAR 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 4月
17:30 GBP 失業保険申請件数 4月
17:30 GBP 失業率 4月
17:30 GBP 失業率(ILO方式) 3月
18:00 EUR 消費者物価指数(HICP、改定値)[前年同月比] 4月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
20:00 ZAR 小売売上高[前年同月比] 3月
21:30 CAD 対カナダ証券投資額 3月
03:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

- 今日のトレードポイント -
18日に公表される4月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録により、利上げあるいは据え置きのリスクをめぐる米当局者らの考えがより明瞭になる見込みとなっているため内容に注目が集まります。FOMC議事録の発表前は様子見ムードが予想されますが、内容次第では動意づくことが予想されるため発言内容を見極めポジション管理に注意したいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円            108.50-110.30
ユーロ・円      122.40-124.80
ポンド・円        154.00-161.00 

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