FXレポート

ブラード米セントルイス連銀総裁の発言を受けドル買い優勢!

昨日のドル円は、112.346円で取引を開始した後、東京市場において日経平均株価が90円超高からマイナス圏に沈んだことを受け日通し安値となる112.14円近辺まで値を下げました。その後は、米早期利上げへの思惑がくすぶるなか全般ドル買い圧力が高まった流れに沿い112.47円近辺まで持ち直しました。欧米市場ではナイト・セッションの日経平均先物が一時140円高まで上昇したことをながめ、投資家のリスク志向改善を見越したドル買いが先行しました。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を有するブラード米セントルイス連銀総裁が「FOMCが4月に行動する可能性はある」との見解を示し、米利上げ観測の高まりを背景にした円売り・ドル買いの流れとなり日通し高値となる112.90円近辺まで上昇しました。その後は伸び悩み原油先物相場の下落を受けて株価が失速したほか、米長期金利も低下したことで112.30円台まで下落しました。前日比では0.071円高い112.424円で取引を終えました。
 
≪2016年03月23日クローズ時点≫
ドル・円     :「ブル」 売り28% 買い72%
ユーロ・円  :「ベア」  売り53% 買い47%
英ポンド・円 :「ブル」 売り27%  買い73%
豪ドル・円  :「ブル」 売り20%  買い80%
NZドル・円   :「ブル」 売り10% 買い90%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り72% 買い28%

【今日の主な経済指標】
16:00 DEM GFK消費者信頼感調査 4月
16:00 DEM 輸入物価指数[前月比] 2月
16:00 DEM 輸入物価指数[前年同月比] 2月
16:45 FRF 企業景況感指数 3月
18:00 EUR 欧州中央銀行(ECB)月報
18:30 GBP 小売売上高指数[前月比] 2月
21:30 USD 耐久財受注[前月比] 2月
21:30 USD 耐久財受注・輸送用機器除く[前月比] 2月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分

- 今日のトレードポイント -
ブラード米セントルイス連銀総裁が「FOMCが4月に行動する可能性はある」との見解を示すなど、今週に入り米地区連銀総裁から相次いで追加利上げに前向きな発言がされており、ドル全般が底堅い値動きとなっています。25日はグッドフライデーで東京市場を除くほぼ全ての主要市場が休場となるため、本日のドル円はポジション調整によるドル売りから上値が重い展開となることが予想されます。ただ、要人発言による突発的な値動きが一時的にドル買いへ傾斜することも予想されるので、注意してポジション管理を徹底したいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円          111.50-112.80
ユーロ・円     124.50-127.50
ポンド・円      156.00-162.00

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