米要人発言が材料視されドル円は続伸!
昨日のドル円は、111.527円で取引を開始した後、東京市場においては春分の日の振替休日で流動性低下に伴った荒っぽい動きも警戒されましたが、閑散な取引が続き値動きは限られました。日通し安値となる111.22円近辺まで下げ渋ると、その後は111円半ばまで切り返す展開となりました。欧州市場では、方向感の乏しい動きとなり111.50円を挟んだ値動きとなりました。NY市場では、時間外の米10年債利回りが上昇すると、日米金利差拡大を見越したドル買いが入り、一時111.86円近辺まで上昇しました。2月米中古住宅販売件数が予想より弱い結果となり、米10年債利回りの上昇が一服すると111.57円付近まで伸び悩む場面も見られましたが、ロックハート米アトランタ連銀総裁が「利上げは早ければ4月のFOMCで正当化される」などの見解を示したことが材料視され再び高値圏での推移となりました。取引終了間際に日通し高値となる111.93円近辺まで上昇し、前日では0.409円高い111.935円で取引を終えました。
≪2016年03月21日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り19% 買い81%
ユーロ・円 :「ベア」 売り51% 買い49%
英ポンド・円 :「ブル」 売り37% 買い63%
豪ドル・円 :「ブル」 売り21% 買い79%
NZドル・円 :「ブル」 売り12% 買い88%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り76% 買い24%
【今日の主な経済指標】
09:30 AUD 四半期住宅価格指数[前期比] 10-12月期
09:30 AUD 四半期住宅価格指数[前年同期比] 10-12月期
13:30 JPY 全産業活動指数[前月比] 1月
16:00 CHF 貿易収支 2月
17:00 FRF 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 3月
17:00 FRF サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 3月
17:30 DEM 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 3月
17:30 DEM サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 3月
18:00 DEM IFO企業景況感指数 3月
18:00 EUR 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 3月
18:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 3月
18:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前月比] 2月
18:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 2月
18:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前月比] 2月
18:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前年同月比] 2月
18:30 GBP 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)[前年同月比] 2月
19:00 DEM ZEW景況感調査(期待指数) 3月
19:00 EUR ZEW景況感調査 3月
22:00 USD 住宅価格指数[前月比] 1月
23:00 USD リッチモンド連銀製造業指数 3月
- 今日のトレードポイント -
21日の取引において、ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁は経済の改善が続けば4月か6月に利上げが可能との見解を示しました。ロックハート米アトランタ連銀総裁も「金利正常化は経済パフォーマンスによってまもなく正当化されるだろう」と発言。ロンドンタイムに伝わったラッカー米リッチモンド連銀総裁の見解もインフレに対して楽観的でした。発言のあった3氏はともに米連邦公開市場委員会(FOMC)で今年の投票権は有していませんが、米金融当局者の発言が総じてタカ派寄りだったことがドル買いの材料となりました。ただ、本邦輸出勢からのドル売りは113円台半ばから観測されていること、そして米系短期筋からは112.20円近辺から断続的にドル売りが観測されていることを考えると、本日は米系短期筋の動向や要人発言に注意をして突発的な値動きに警戒したいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 111.00-112.50
ユーロ・円 124.50-127.00
ポンド・円 158.00-164.00
≪2016年03月21日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り19% 買い81%
ユーロ・円 :「ベア」 売り51% 買い49%
英ポンド・円 :「ブル」 売り37% 買い63%
豪ドル・円 :「ブル」 売り21% 買い79%
NZドル・円 :「ブル」 売り12% 買い88%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り76% 買い24%
【今日の主な経済指標】
09:30 AUD 四半期住宅価格指数[前期比] 10-12月期
09:30 AUD 四半期住宅価格指数[前年同期比] 10-12月期
13:30 JPY 全産業活動指数[前月比] 1月
16:00 CHF 貿易収支 2月
17:00 FRF 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 3月
17:00 FRF サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 3月
17:30 DEM 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 3月
17:30 DEM サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 3月
18:00 DEM IFO企業景況感指数 3月
18:00 EUR 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 3月
18:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 3月
18:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前月比] 2月
18:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前年同月比] 2月
18:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前月比] 2月
18:30 GBP 小売物価指数(RPI)[前年同月比] 2月
18:30 GBP 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)[前年同月比] 2月
19:00 DEM ZEW景況感調査(期待指数) 3月
19:00 EUR ZEW景況感調査 3月
22:00 USD 住宅価格指数[前月比] 1月
23:00 USD リッチモンド連銀製造業指数 3月
- 今日のトレードポイント -
21日の取引において、ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁は経済の改善が続けば4月か6月に利上げが可能との見解を示しました。ロックハート米アトランタ連銀総裁も「金利正常化は経済パフォーマンスによってまもなく正当化されるだろう」と発言。ロンドンタイムに伝わったラッカー米リッチモンド連銀総裁の見解もインフレに対して楽観的でした。発言のあった3氏はともに米連邦公開市場委員会(FOMC)で今年の投票権は有していませんが、米金融当局者の発言が総じてタカ派寄りだったことがドル買いの材料となりました。ただ、本邦輸出勢からのドル売りは113円台半ばから観測されていること、そして米系短期筋からは112.20円近辺から断続的にドル売りが観測されていることを考えると、本日は米系短期筋の動向や要人発言に注意をして突発的な値動きに警戒したいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 111.00-112.50
ユーロ・円 124.50-127.00
ポンド・円 158.00-164.00