地政学的リスクを受けるも堅調に推移!
昨日のドル円は112.864円で取引を開始した後、日通し高値の113.05円近辺まで上昇しました。東京市場の午前においては、日経平均株価が一時240円超高と続伸して始まったものの、海外市場で伝わった米財務省がG20で通貨安競争の回避を主張するとの報道や、石原再生相の「競争的な通貨切り下げは望ましくない」などの発言も材料視され、円買いが強まり111.98円近辺まで下落しました。午後に入ると、プラス圏で推移していた日経平均株価が下落に転じましたが、ドル円は112円割れの水準で下げとどまり底堅さを確認すると112.30円でのもみ合いとなりました。欧州市場に入ると、ナイト・セッションの日経平均先物が売り先行で始まったことや、欧州株式市場が下落して始まったことから再び円買い圧力が強まり、111.96円近辺まで下落しました。NY市場に入ると、北朝鮮が米国と韓国に対して、「敵がささいな動きでも見せた場合、先制的な作戦遂行に入る」と警告したとの報道を受け、地政学的リスクを意識した動きから日通し安値の111.77円近辺まで下落しました。下落後はNYダウの上昇とともに112.41円近辺まで戻りを試しました。その後発表された米経済指標が、全体的に弱い結果となったほか、原油が下落しNYダウもマイナス圏に入るとじり安の展開となりました。前日比では0.819円安い112.083円で取引を終えました。
≪2016年02月23日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り20% 買い80%
ユーロ・円 :「ブル」 売り37% 買い63%
英ポンド・円 :「ブル」 売り35% 買い65%
豪ドル・円 :「ブル」 売り12% 買い88%
NZドル・円 :「ブル」 売り07% 買い93%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り41% 買い59%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 企業向けサービス価格指数[前年同月比] 1月
14:00 JPY 景気一致指数(CI)・改定値 12月
14:00 JPY 景気先行指数(CI)・改定値 12月
16:45 FRF 消費者信頼感指数 2月
21:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
00:00 USD 新築住宅販売件数 1月
- 今日のトレードポイント -
昨日は、米財務省のG20に関する発表や北朝鮮の声明発表などの外部要因・地政学的リスクで相場が動きました。原油相場では、ザンギャネ・イラン石油相がロシアやサウジアラビアの原油生産凍結に関して「非現実的」と否定的な見解を述べたほか、ヌアイミ・サウジアラビア石油相も自国の減産を否定し原油価格は大きく下落し、ドル円の上値を重くしました。本日は昨日に意識されていた112円台を維持できるかに注目したいところです。要人発言や発表があるとリスクオフで反応しやすい相場になっているので、一時的な下落には注意しつつ取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 111.50-113.50
ユーロ・円 123.00-125.00
ポンド・円 156.00-160.00
≪2016年02月23日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り20% 買い80%
ユーロ・円 :「ブル」 売り37% 買い63%
英ポンド・円 :「ブル」 売り35% 買い65%
豪ドル・円 :「ブル」 売り12% 買い88%
NZドル・円 :「ブル」 売り07% 買い93%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り41% 買い59%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 企業向けサービス価格指数[前年同月比] 1月
14:00 JPY 景気一致指数(CI)・改定値 12月
14:00 JPY 景気先行指数(CI)・改定値 12月
16:45 FRF 消費者信頼感指数 2月
21:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
00:00 USD 新築住宅販売件数 1月
- 今日のトレードポイント -
昨日は、米財務省のG20に関する発表や北朝鮮の声明発表などの外部要因・地政学的リスクで相場が動きました。原油相場では、ザンギャネ・イラン石油相がロシアやサウジアラビアの原油生産凍結に関して「非現実的」と否定的な見解を述べたほか、ヌアイミ・サウジアラビア石油相も自国の減産を否定し原油価格は大きく下落し、ドル円の上値を重くしました。本日は昨日に意識されていた112円台を維持できるかに注目したいところです。要人発言や発表があるとリスクオフで反応しやすい相場になっているので、一時的な下落には注意しつつ取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 111.50-113.50
ユーロ・円 123.00-125.00
ポンド・円 156.00-160.00