米利上げ観測後退を受けるも底堅く推移!
昨日のドル円は、114.061円で取引を開始した後、東京市場の午前においては、前日のNY市場終盤にかけて買い戻しが入った流れを引き継いだほか、日経平均株価が160円超高となったことを材料に114.39円近辺まで上昇しました。午後に入ると、中国人民銀行(中央銀行)が対ドルの人民元の基準値を前日終値よりも元安方向に設定したと伝わったほか、日経平均株価がマイナス圏に突入し、400円超安となったことで、一時113.59円近辺まで下げ幅を広げました。本邦株式市場大引け後は、中国が南シナ海の西沙諸島に地対空ミサイルを配備したと伝えられたこともあり、リスク回避目的の円買いが続き、日通し安値の113.36円近辺まで下落しました。欧州市場に入ると、欧州株が高く始まったほか、ナイト・セッションの日経平均先物も持ち直したことで上昇に転じ、114.29円近辺まで上昇しました。NY市場に入ると、低迷していた1月米鉱工業生産の発表があり、結果が市場予想を上回ったほか、米10年債利回りが上昇に転じたことで、114.50円近辺まで上昇しました。3日連日で続伸しているNYダウの動きも相場の支えとなりました。しかし、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表後は、景気のダウンサイドリスクが拡大しているとの認識が示された事から米追加利上げが見送りとの観測から113.74円近辺まで下落しました。その後は、NYダウ・米10年債利回りが堅調に推移したことから徐々に下値を切り上げ、前日比では0.021円高い114.065円で取引を終えました。
≪2016年02月17日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り21% 買い79%
ユーロ・円 :「ブル」 売り39% 買い61%
英ポンド・円 :「ブル」 売り43% 買い57%
豪ドル・円 :「ブル」 売り16% 買い84%
NZドル・円 :「ブル」 売り17% 買い83%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り62% 買い38%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況 前週分
08:50 JPY 貿易統計(通関ベース) 1月
09:30 AUD 失業率 1月
09:30 AUD 新規雇用者数 1月
16:00 CHF 貿易収支 1月
16:45 FRF 消費者物価指数(CPI、改定値)[前月比] 1月
18:00 EUR 経常収支 12月
21:30 EUR 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
22:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
22:30 USD フィラデルフィア連銀製造業景気指数 2月
22:30 CAD 卸売売上高[前月比] 12月
00:00 USD 景気先行指標総合指数[前月比] 1月
- 今日のトレードポイント -
昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の内容では、インフレ見通しの不確実性についても言及し、「世界的な金融状況の最近のひっ迫が持続した場合、経済への下振れリスクが増幅する要因となり得る」との内容だった為、年内利上げの観測が後退しました。また、原油市場ではロシア、サウジアラビア、カタール、ベネズエラが合意に至った原油生産量凍結について、ザンギャネ・イラン石油相が歓迎すると述べ、原油の供給過剰悪化に歯止めがかかるとの期待感から原油相場は1バレル31ドル台まで持ち直しています。本日は、欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨の発表があるので、ユーロ圏での金融政策の動向も確認しつつ取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 113.00-115.00
ユーロ・円 126.00-128.00
ポンド・円 162.00-165.00
≪2016年02月17日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り21% 買い79%
ユーロ・円 :「ブル」 売り39% 買い61%
英ポンド・円 :「ブル」 売り43% 買い57%
豪ドル・円 :「ブル」 売り16% 買い84%
NZドル・円 :「ブル」 売り17% 買い83%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り62% 買い38%
【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 対外対内証券売買契約等の状況 前週分
08:50 JPY 貿易統計(通関ベース) 1月
09:30 AUD 失業率 1月
09:30 AUD 新規雇用者数 1月
16:00 CHF 貿易収支 1月
16:45 FRF 消費者物価指数(CPI、改定値)[前月比] 1月
18:00 EUR 経常収支 12月
21:30 EUR 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
22:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
22:30 USD フィラデルフィア連銀製造業景気指数 2月
22:30 CAD 卸売売上高[前月比] 12月
00:00 USD 景気先行指標総合指数[前月比] 1月
- 今日のトレードポイント -
昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の内容では、インフレ見通しの不確実性についても言及し、「世界的な金融状況の最近のひっ迫が持続した場合、経済への下振れリスクが増幅する要因となり得る」との内容だった為、年内利上げの観測が後退しました。また、原油市場ではロシア、サウジアラビア、カタール、ベネズエラが合意に至った原油生産量凍結について、ザンギャネ・イラン石油相が歓迎すると述べ、原油の供給過剰悪化に歯止めがかかるとの期待感から原油相場は1バレル31ドル台まで持ち直しています。本日は、欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨の発表があるので、ユーロ圏での金融政策の動向も確認しつつ取引に臨みたいところです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 113.00-115.00
ユーロ・円 126.00-128.00
ポンド・円 162.00-165.00