FXレポート

ドル円は材料難から一進一退!

昨日のドル円は、118.643円で取引を開始した後、先週末の円安の調整が入り円買い先行となりました。東京市場の午前においては、上昇して始まった日経平均株価がマイナス圏まで失速し118.43円近辺まで下落しましたが、その後日経平均株価が200超高となったことや、週明けの5・10日(ゴトー日)で仲値に向けた買いが入り118.85円近辺まで上昇しました。午後においてはもみ合いとなり、底堅く推移しました。

欧州勢参入後は、原油先物相場が、1バレル=30ドル台後半まで下落したことやナイト・セッションの日経平均先物が250円超下落したことでリスクオフの円買が入り日通し安値の118.17円近辺まで下げ幅を広げました。NY市場に入ると、一部通信社が関係筋の話として、「今週末の日銀金融政策決定会合ではぎりぎりまで市場の動向を見極めて政策判断を決定する」との見解を報道したため、緩和期待から一時的に円売りフローが入りましたが上値は限定的でした。その後は、NYダウが200ドルの下落となったことからじり安の展開となり、前日比では0.473円安い118.304円で取引を終えました。

≪2016年01月25日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り21% 買い79%
ユーロ・円  :「ブル」  売り49% 買い51%
英ポンド・円 :「ブル」 売り27%  買い73%
豪ドル・円  :「ブル」 売り18%  買い82%
NZドル・円   :「ブル」 売り11% 買い89%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り51% 買い49%

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY 企業向けサービス価格指数[前年同月比] 12月
16:00 CHF 貿易収支 12月
23:00 USD ケース・シラー米住宅価格指数 11月
23:00 USD 住宅価格指数[前月比] 11月
00:00 USD リッチモンド連銀製造業指数 1月
00:00 USD 消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード) 1月

- 今日のトレードポイント -
ドル円はリスクオフムードが後退しており、118円台で底堅く推移しています。今週末は日銀の金融政策決定会合があり、本日からは米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、結果を見極めたいとの思惑から日中は積極的な売買は控えられることが予想されます。今回はイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の会見が予定されていないので、追加利上げの可能性が声明文から読み取れるかに注目です。依然として原油や先物・金利の動きや要人の発言がドル円を牽引する流れが強いのでポジション管理に注意が必要です。

[今日の予想レンジ]
ドル・円     117.50-119.00
ユーロ・円  127.00-129.00
ポンド・円  167.00-170.00

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