FXレポート

大晦日・材料難から、ドル円はもみ合い続く!

昨日のドル円は、120.432円で取引を開始した後、東京市場では年末休暇で市場参加者が少なく、動きは限定的でした。前日の欧米株高を好感し、日経平均株価は一時100円超高となりましたが、リスク選好の円売りは見られず、月末・年末の5・10日(ゴトー日)の仲値にかけて円売り・ドル買いも出ましたが、120.50円を挟んでのもみあいとなりました。欧州勢参入後も、さえない動きが続き120.40-50円近辺でのレンジ相場となりました。NY市場では、11月米住宅販売保留指数が発表され、結果は前月比0.9%低下と市場予想平均の前月比0.7%上昇に反してさえない結果となりましたが、目立った動きは見られませんでした。その後は、米10年債利回りが一時上昇に転じたことにつれて、日通し高値となる120.65円近辺まで上昇しました。しかし、NYダウが前日比120ドル安と下値を切り下げた為、前日比では0.032円高い120.520円で取引を終えました。

≪2015年12月30日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」 売り31% 買い69%
ユーロ・円  :「ベア」  売り51% 買い49%
英ポンド・円 :「ブル」 売り22%  買い78%
豪ドル・円  :「ブル」 売り25%  買い75%
NZドル・円   :「ブル」 売り27% 買い73%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り65% 買い35%

【今日の主な経済指標】
15:00 ZAR マネーサプライM3[前年同月比] 11月
22:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
23:45 USD シカゴ購買部協会景気指数 12月

- 今日のトレードポイント -
本日は、本邦が大晦日であるため東京市場は薄商いとなることが予想されます。短期的には、年明け4日発表の米ISM製造業景況指数や雇用統計に注目しており、さえない結果となれば米国の追加利上げ実施が厳しくなるとの見方もあります。来週の経済発表を迎えるまでは、材料難でレンジ相場が続くと考えられますので、年末年始のポジション調整や流動性の低下からポジション管理・リスク管理には注意を払う必要があります。

[今日の予想レンジ]
ドル・円     120.00-121.00
ユーロ・円 131.00-132.50
ポンド・円  178.00-180.00

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