FXレポート

ドル円は材料難から方向感の乏しい展開続く!

昨日のドル円は、東京市場では日経平均株価の90円超安を嫌気して徐々に値を切り下げましたが、日経平均株価がプラス圏を回復するにつれて買い戻され121.30円近辺まで戻しました。その後は、取引材料難から方向感に乏しく121.25円前後でもみ合いが続きました。欧州市場では、対オセアニア通貨中心にドル売り圧力が高まりドル円もつられて値を小幅に下げる展開となりました。また時間外のダウ先物やナイト・セッションの日経平均先物が下落し、リスク回避目的の売りが強まり一時120.85円近辺まで下値を広げました。NY市場では、7-9月期米国内総生産(GDP)確定値が予想を上回ったことで小幅にドル高が進みましたが上値は重く121円を挟んで一進一退の展開となりました。引けにかけては、米長期金利の上昇が支援材料となり下値を支えたものの、前日比では0.106円低い121.089円で取引を終えました。

≪2015年12月22日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」 売り21% 買い79%
ユーロ・円  :「ベア」  売り60% 買い40%
英ポンド・円 :「ブル」 売り16%  買い84%
豪ドル・円  :「ブル」 売り28%  買い72%
NZドル・円 :「ブル」 売り28% 買い72%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り77% 買い23%

【今日の主な経済指標】
16:45 FRF 国内総生産(GDP、改定値)[前期比] 7-9月期
16:45 FRF 消費支出[前月比] 11月
18:30 GBP 四半期経常収支 7-9月期
18:30 GBP 四半期国内総生産(GDP、確定値)[前期比] 7-9月期
21:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
22:30 CAD 月次国内総生産(GDP)[前月比] 10月
22:30 CAD 小売売上高[前月比] 10月
22:30 CAD 小売売上高(除自動車)[前月比] 10月
22:30 USD 個人消費支出(PCE)[前月比] 11月
22:30 USD 個人所得[前月比] 11月
22:30 USD 個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)[前月比] 11月
22:30 USD 耐久財受注[前月比] 11月
22:30 USD 耐久財受注・輸送用機器除く[前月比] 11月
  0:00 USD ミシガン大学消費者態度指数・確報値 12月
  0:00 USD 新築住宅販売件数[前月比] 11月

- 今日のトレードポイント -
ドル円は、日米金融政策の方向性の違いから緩やかな上昇となる見方が強いものの、足元では原油安による株安などで上値の重しとなっています。また原油安の影響で中国の景気先行懸念や新興国・資源国のリスクが顕在化すれば一層ドル安になる可能性もあるため、下値への警戒は高めておきたいところです。本日は、NY市場では、米個人消費、耐久財受注、ミシガン大学消費者態度指数等の重要指標を控えており、同時間帯での動意に注目したいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円     120.50-122.00
ユーロ・円 132.00-134.00
ポンド・円  179.00-181.00

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