FXレポート

一段と米利上げ期待の高まりでドル高継続か!

先週金曜日のドル円は、東京市場では3連休前の5・10(ゴトー日)とあって仲値に絡んだ買いが先行し、123円台まで上昇しました。日経平均株価がマイナスからプラス圏へ持ち直しましたが、連休前のポジション調整の売りに押され上値は限定的となりました。欧州市場では、10月独生産者物価指数(PPI)が予想を下回ったことが重しとなりユーロドルの下落をきっかけに円売り・ドル買いがじわりと強まりました。買い一巡後は、材料難から徐々に値を下げて122.80円近辺で推移しました。NY市場では、対米ドルや対ユーロでも豪ドル買いが進むなど豪ドルが全面高の展開となったほか、米10年債利回りの低下を嫌気してドル円は軟調に推移しました。ただ、NYダウが底堅く推移したことで下値は限定的となりました。引けにかけて材料難からもみ合いが続き、前日比では0.004円高い122.852円で取引を終えました。

≪2015年11月20日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り39% 買い61%
ユーロ・円  :「ブル」 売り27% 買い73%
英ポンド・円 :「ブル」 売り40%  買い60%
豪ドル・円  :「ブル」 売り37%  買い63%
NZドル・円  :「ブル」 売り17% 買い83%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り43% 買い57%

【今日の主な経済指標】

17:30 DEM 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 11月
17:30 DEM サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 11月
18:00 EUR 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値) 11月
18:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値) 11月
 0:00  USD  中古住宅販売件数[年率換算件数] 10月

- 今日のトレードポイント -
先週は、パリ同時多発テロ事件を受けて欧州に対する地政学リスクが高まり、リスク回避の動きから一時的に売りが先行しました。ただ、堅調な日米株式相場等が下支えとなったほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で「ほとんどのメンバーが米経済状況や見通しが12月会合での利上げを正当化する可能性が高いと予想」などの見解が示されたことで全般的にドル高地合いが続いています。なお、次回の連邦公開市場委員会(FOMC)まで残りわずかとなっていますが、それまでの経済指標を見極めて取引に臨みたいところです。


[今日の予想レンジ]
ドル・円    122.00-123.50
ユーロ・円 131.00-133.00
ポンド・円 186.00-189.00

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