FXレポート

FRBによる年内利上げ期待を維持できるかに注目!

昨日のドル円は、120.749円で取引を開始した後、東京市場においては、本邦が休場で流動性が低下する中積極的な売買は控えられましたが、シカゴ日経平均先物が一時19,100円近辺まで上昇し、ドル円も120.85円近辺までつられる形で上昇しました。その後は、上海総合指数がマイナス圏に転じたことや、シカゴ日経平均先物が下落に転じたことで120.70円近辺まで徐々に下値を広げました。欧州勢参入後は、欧州中央銀行(ECB)による追加緩和の期待からユーロが売られ、ドル円も日通し安値である120.60円近辺まで下落しました。NY市場に入ると、シカゴ日経平均先物が上げ幅を再び広げたことや、NYダウが120ドル超高となったことも支えとなり日通し高値となる121.23円近辺まで上昇し、前日比では0.258円高い121.033円で取引を終えました。

≪2015年11月03日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」      売り44% 買い56%
ユーロ・円  :「ブル」      売り38% 買い62%
英ポンド・円 :「スクエア」 売り50%   買い50%
豪ドル・円  :「ブル」      売り22%  買い78%
NZドル・円 :「ブル」      売り17% 買い83%
ユーロ・ドル :「ブル」      売り40% 買い60%

【今日の主な経済指標】
08:50 JPY マネタリーベース[前年同月比] 10月
09:30 AUD 小売売上高[前月比] 9月
09:30 AUD 貿易収支 9月
14:00 JPY 消費者態度指数・一般世帯 10月
17:50 FRF サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 10月
17:55 DEM サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 10月
18:00 EUR サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 10月
18:30 GBP サービス部門購買担当者景気指数(PMI) 10月
19:00 EUR 卸売物価指数(PPI) 9月
21:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
22:15 USD ADP雇用統計[前月比] 10月
22:30 USD 貿易収支 9月
22:30 CAD 貿易収支 9月
00:00 USD イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
00:00 USD ISM非製造業景況指数(総合) 10月

- 今日のトレードポイント -
ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は、本日の発言で「緩和的な政策を維持するために行動する用意がある」「12月に金融緩和を検討へ」と述べたことから、ユーロは全面安となりました。対ユーロでドル買いが強まったため、ドル円でもドル買い地合いとなりました。本日は10月米ADP雇用統計を控えており、FRBによる年内利上げへの期待を維持できるかに注目です。要人による発言には反応しやすい相場になっているので、注意しつつ取引に臨みたいところです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円      120.00-121.50
ユーロ・円 132.00-134.00
ポンド・円  185.00-188.00

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