FXレポート

FOMCメンバーが発言をするも反応は限定的!

先週金曜日のドル円は、119.915円で取引を開始した後、東京市場において上海総合株価指数が1%近く上昇したことや日経平均が290円超プラスになったことを受けて、120.05円近辺まで上昇しました。また、週末の実質5・10日(ゴトー日)とあって仲値決済に向けた円売りが入ったことも相場の支えとなりました。欧州市場に入ると欧州株が上昇して始まり、ユーロ円を中心にクロス円が堅調に推移したことで円売り・ドル買いが強まり、120.22円近辺まで上昇しました。NY市場では、FOMC投票メンバーであるロックハートアトランタ連銀総裁とエバンズシカゴ連銀総裁の講演がありましたが、特に反応はなくドル円は120.20から120.30円近辺でのもみ合いとなりました。その後は、本邦と米国が3連休を控えていることもあり方向感を欠く値動きとなり、前日比では0.346円高い120.262円で取引を終えました。

≪2015年10月09日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」 売り34% 買い66%
ユーロ・円  :「ベア」 売り78% 買い22%
英ポンド・円 :「ブル」 売り31%  買い69%
豪ドル・円  :「ブル」 売り31%  買い69%
NZドル・円 :「ブル」 売り26% 買い74%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り77% 買い23%

【今日の主な経済指標】
15:45 FRF 経常収支 8月

- 今日のトレードポイント -
先週金曜日には、要人が多数発言をしています。FOMCで投票権を有するロックハートアトランタ連銀総裁は「FRBは10月か12月の会合で利上げを行うと予想」と述べる一方、エバンズシカゴ連銀総裁は「来年半ばの利上げがインフレ目標達成に寄与」との見解を示しました。また、ダドリーニューヨーク連銀総裁は「FOMCは10月に利上げを実施する可能性がある」「自分はなお年内利上げ派に属している」と発言しました。依然として、年内利上げを示唆していることからレンジ相場が続くと考えられます。テクニカル面では、レジスタンスラインである日足の一目均衡表の雲下限を試す可能性が出ていますが、本日は本邦と米国が祝日であることから積極的な売買が控えられることが予想されるため、雲上限の120.62円が次の上値目途になりそうです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円      119.60-120.70
ユーロ・円 135.00-138.00
ポンド・円  183.00-186.00

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