FXレポート

資源国通貨が売り込まれるもドル円は底堅さを維持!

昨日のドル円は、120.125円で取引を開始した後、東京時間において、ロックハート米アトランタ連銀総裁が「年内利上げという考えを心地よく受け入れる」「利上げのタイミングは非常に近いと感じる」と述べた事によりドル買いが強まり、120.32円近辺まで上昇しました。その後、上海総合指数が 2.5%超安まで下げ幅を広げたことを嫌気して、円買いが進むと119.62円近辺まで下落しました。欧州市場に入ると、CME日経平均先物が買い戻された事により円売りが進み、120.31円近辺まで上昇しました。NY市場に入ると、NYダウ平均が120ドル超下げ、ドル売りに押され120.05円近辺まで下落しました。また原油先物が下落し、その影響により、資源国通貨が売りこまれた事も要因となりました。その後、NYダウ平均が下げ幅を縮小したことや米10年債利回りの上昇を支えに、120.34円近辺まで持ち直し、前日比では0.166円高い120.273円で取引を終えました。

≪2015年09月23日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」 売り36% 買い64%
ユーロ・円  :「ベア」 売り54% 買い46%
英ポンド・円 :「ブル」 売り30%  買い70%
豪ドル・円  :「ブル」 売り9%    買い91%
NZドル・円 :「ブル」 売り8%   買い92%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り51% 買い49%

【今日の主な経済指標】
07:45 NZD 貿易収支 8月
13:30 JPY 全産業活動指数[前月比] 7月
15:00 DEM GFK消費者信頼感調査 10月
15:45 FRF 企業景況感指数 9月
17:00 DEM IFO企業景況感指数 9月
21:30 USD 新規失業保険申請件数 前週分
21:30 USD 耐久財受注 8月
23:00 USD 新築住宅販売件数 8月
06:00 USD イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、発言

- 今日のトレードポイント -
本日の重要指標としては8月の米新築住宅販売件数と、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の発言が予定されています。イエレン議長の発言に関しては、特にサプライズは無いかと思われます。しかし、8月の新築住宅販売件数の結果は、住宅市場の改善がなされているかの材料になり年内利上げのポイントになってくるかと思います。もし市場予測を下回る結果となれば、年内利上げ期待後退からドルが売られる展開になるのではないでしょうか。

[今日の予想レンジ]
ドル・円      119.00-121.00
ユーロ・円 133.00-136.00
ポンド・円  183.00-187.00

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