FXレポート

週末を前にポジション調整のドルの買い戻しが優勢! 

先週金曜日のドル円は、119.997円で取引を開始した後、東京市場において中国人民元に絡んだ影響から円安・ドル高が急速し120.40円近辺まで上昇しました。その後、日経平均株価が360円超下落すると119.59円近辺まで値を下げました。欧州市場では、時間外の米10年債利回りが低下したことやナイト・セッションの日経平均先物が下落したことが嫌気され一時119.05円近辺まで下げ足を速めました。その後は119.20円を挟んだ値動きが継続しました。NY市場では、大幅安で始まったNYダウ平均や日経平均先物が下げ幅を縮めたことや、週末を前にポジション調整によるドルの買い戻しが優勢となり120.03円付近まで急速に持ち直しました。前日比では0.024円安い119.999円で取引を終えました。

≪2015年09月18日クローズ時点≫
ドル・円    :「ブル」  売り31%  買い69%
ユーロ・円  :「ベア」  売り62%  買い38%
英ポンド・円 :「ブル」  売り40%   買い60%
豪ドル・円  :「ブル」  売り18%   買い82%
NZドル・円 :「ブル」  売り18%  買い82%
ユーロ・ドル :「ベア」  売り68%  買い32%

【今日の主な経済指標】
08:01 GBP ライトムーブ住宅価格[前月比] 9月
15:00 DEM 生産者物価指数(PPI)[前月比] 8月
17:30 HKD 消費者物価指数(CPI)[前年比] 8月
21:30 CAD 卸売売上高[前月比] 7月
23:00 USD 中古住宅販売件数[年率換算件数] 8月
23:00 USD 中古住宅販売件数[前月比] 8月

- 今日のトレードポイント -
先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)において金融政策の現状が維持されたことや世界経済の先行き不透明感が示されたこと、さらには声明文の内容が予想以上にハト派的だったことからドルは売られました。今週もドルは上値の重い展開が予想されるなか、20日のギリシャ総選挙や23日の中国9月財新製造業PMIなどの結果が芳しくなければ株式市場の下落を招きリスク回避のドル売り圧力が強まる懸念があります。今週はサポートが8月24日の安値116円近辺、レジスタンスが8月24日の高値122円近辺になるのではないでしょうか。

[今日の予想レンジ]
ドル・円     119.20-121.00
ユーロ・円 134.50-137.00
ポンド・円  184.00-189.00

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