クロス円やNYダウの下落を受けドル売りが先行!
昨日のドル円は、120.521円で取引を開始した後、東京市場において日経平均株価の上昇を期待した円売りドル買いが先行し一時120.85円まで値を上げましたが、高く始まった日経平均株価が下げに転じると徐々に売りが優勢になりました。その後、上海総合指数が4%超下げ、日経平均株価が330円超下落すると円買い・ドル売りが加速し120.27円近辺まで下落しました。欧州市場では、ナイト・セッションの日経平均先物や欧州株が失速したことを嫌気してドル売りが先行し一時120.10円まで値を下げました。対ユーロでドル高が進んだ影響から120.40円台まで持ち直す場面も見られました。NY市場では、ユーロ円など欧州通貨のクロス円の下落につられたほか、NYダウ平均が100ドル超下落したことからドル売りが先行し、一時119.85円近辺まで値を下げました。その後、NYダウ平均の売りが一服したほか、引けにかけてCME日経平均先物が下げ渋ったことも支えとなり120.20円台まで値を戻し、前日比では0.396円安い120.163円で取引を終えました。
≪2015年09月14日クローズ時点≫
ドル・円 :「ブル」 売り28% 買い72%
ユーロ・円 :「ベア」 売り60% 買い40%
英ポンド・円 :「ブル」 売り32% 買い68%
豪ドル・円 :「ブル」 売り18% 買い82%
NZドル・円 :「ブル」 売り12% 買い88%
ユーロ・ドル :「ベア」 売り63% 買い37%
【今日の主な経済指標】
10:30 AUD 豪準備銀行(中央銀行)、金融政策会合議事要旨公表
15:30 JPY 黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
17:00 ZAR 四半期経常収支 4-6月期
17:30 GBP 消費者物価指数(CPI)[前月比] 8月
17:30 GBP 卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)[前年同月比] 8月
18:00 EUR 貿易収支 7月
18:00 DEM ZEW景況感調査(期待指数) 9月
21:30 USD 小売売上高[前月比] 8月
21:30 USD ニューヨーク連銀製造業景気指数 9月
22:15 USD 鉱工業生産[前月比] 8月
22:15 USD 設備稼働率 8月
23:00 USD 企業在庫[前月比] 7月
- 今日のトレードポイント -
17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後の政策金利発表を控え、本日はポジション調整の流れになることが予想され、119.70円近辺から120.80円での推移となるのではないでしょか。また、中国の株式市場の景気減速懸念が再燃しているため中国株が大幅に下落するとさらに下押す懸念もあるのでポジション管理に注意したいです。
[今日の予想レンジ]
ドル・円 119.70-120.80
ユーロ・円 135.60-137.30
ポンド・円 184.00-187.00