FXレポート

ドル円は明日のFOMCを控え方向感を欠く!

 昨日のドル円は、124.373円で取引を開始した後、東京市場において新規材料難から様子見ムードが広がり124.45円を挟んだ値動きとなりました。一時ユーロ売り・ドル買いが波及し、対円でもドルが買われ日通し高値となる124.510円を付ける場面も見られましたが、明日公表予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨などを前に積極的な売買は手控えられました。欧米市場では、取引当初時間外のNYダウ先物やナイトセッションの日経平均先物が下落した影響からドル売りが先行し日通し安値となる124.186円まで下押しました。もっとも、7月米住宅着工件数が2007年10月以来の高水準となったことが伝わると米長期金利の上昇とともに円売りが先行し124.46円近辺まで持ち直しました。その後は方向感を欠き124.38円を挟んだ値動きとなり、前日比では0.037円安い124.367円で取引を終えました。
 
≪2015年08月18日クローズ時点≫
ドル・円   :「ブル」 売り35% 買い65%
ユーロ・円  :「ベア」 売り57% 買い43%
英ポンド・円 :「ベア」 売り64%  買い36%
豪ドル・円  :「ブル」 売り 8%  買い92%
NZドル・円  :「ブル」 売り 9% 買い91%
ユーロ・ドル :「ブル」 売り45% 買い55%

【今日の主な経済指標】
07:45 NZD 四半期卸売物価指数(PPI)[前期比] 4-6月期
08:50 JPY 貿易統計(通関ベース) 7月
13:30 JPY 全産業活動指数[前月比] 6月
14:00 JPY 景気先行指数(CI)・改定値 6月
17:00 EUR 経常収支 6月
17:00 ZAR 消費者物価指数(CPI)[前月比] 7月
18:00 EUR 建設支出[前月比] 6月
20:00 USD MBA住宅ローン申請指数[前週比]
20:00 ZAR 小売売上高[前年同月比] 6月
21:30 USD 消費者物価指数(CPIコア指数)[前月比] 7月
03:00 USD 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

- 今日のトレードポイント -
 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表前は124円台での値動きが予想されますが、中国株式市場が再び下げ足を強めるとリスク回避の円買い・ドル売りになることが予想されるため、中国株式の動向には注意したいです。本日は市場で注目されているFOMC議事要旨の発表がありますが、9月の利上げ観測も予想されているため内容を見極め取引に臨みたいです。

[今日の予想レンジ]
ドル・円    124.00-125.20
ユーロ・円 136.00-138.50
ポンド・円  192.50-196.80

知りたい語句を入力して、検索ボタンを押してください

トレイダーズ証券

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第123号 加入協会 日本証券業協会 金融先物取引業協会 第二種金融商品取引業協会 日本投資顧問業協会 トレイダーズ証券は、上場企業トレイダーズホールディングス(スタンダード市場上場8704)の100%子会社です。